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樹木に張り付くシダ

プラチセリウム(ビカクシダ)

プラチセリウム
科名:ウラボシ科
学名:Platycerium
別名:コウモリラン
原産地:世界の熱帯
草丈:60cm-2m
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

〔〕内は学名、P.はPlatyceriumの略

プラチセリウム(ビカクシダ)とは

世界の熱帯におよそ19種が分布するシダの仲間です。自生環境では樹木の幹に張り付いて生育します。栽培する際は、ヘゴ板などに貼り付けて吊すことが多いです。独特の姿や雰囲気から、園芸では観葉植物として親しまれています。大きくなる種は高さ2mを超すものもあります。巨大に生長した株は、植物園の温室でときおり見かけます。覆い被さってくるような雰囲気があります。

姿と役割の違う2種類の葉をもつのが特長です。1つは外套葉(がいとうよう)で、株元を包むように重なり合って付き、ときには上向きに広がります。伸長しきると茶色く変色します。貯水葉、栄養葉、泥除葉(どろよけば)、ネスト・リーフとも呼ばれます。

もうひとつは胞子葉と呼ばれ、外套葉の中心から出てきて、垂れ下がります。何度も二股に分かれて伸びていきます。葉の裏には胞子のうを付けます。フォリッジ・リーフとも呼ばれます。

属名のプラチセリウムは「平たいツノ」という意味で、胞子葉の形に由来します。

種類

ビフルカツム〔P. bifurecatum〕
東南アジア~オーストラリアにかけて分布します。たくさんの変種や品種があります。

ウォリッキー〔P. wallichikk〕
東南アジアに分布します。比較的つきあいやすい種です。

グランデ〔P. grande〕
フィリピン原産の大型種で、高さは2mを超します。

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