フッキソウの育て方
ツゲ科 学名:Pachysandra terminalis 用途 グランドカバー 露地植え 鉢植え 地下茎がよく伸びて、そこから茎葉を直立させて丈は30cm程になります。広い範囲に茂り日陰でもよく育つので庭園の下草として利用されてきました。言わば日本原産のグランドカバー向き植物です |
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開花期 |
植え付け |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
自然に横に広がり、カーペット状になります。広がりすぎた場合は刈り込みます。それ以外は特に作業する必要はありません。
日当たり・置き場所
半日陰~日陰の湿気の多い場所を好みます。日当たりのよい場所でも育たないことはありませんが、日陰に比べると生育が遅いです。また、日当たりが強くなるほど葉の色が黄色みを帯び、軽い葉焼けをおこしてしまいます。耐陰性が強く建物の北側や高層建築に囲まれた中庭などでも良く育ちます。
北海道でも自生しているくらいですから、耐寒性は強く特に防寒対策は必要ありません。
水やり・肥料
半日陰~日陰の適地で育てているとさほど頻繁に乾くことはないと思いますが、乾燥を嫌いますので土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えましょう。湿り気のある環境を好みますので空気が乾いている時期もしっかりと水を与えましょう。
肥料は植え付ける際にあらかじめ油かすなどを土に混ぜ込んでおきます。また生育期に薄めた液体肥料を1ヶ月に1回の割合で追肥として与えます。
用土
特に土を選ばずに良く育ちます。プランターや鉢で育てるのなら、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使います。
植え替え・植え付け
苗を植え付ける時期は真夏を除いていつでも可能ですが、適期は春は3月、秋は10月頃です。グランドカバーなどに使用する場合は1㎡あたり20~25株を目安に植え付けます。乾燥に弱いので、植え付け直後はたっぷりと水やりを行い、株元を腐葉土などで覆って乾燥しないようにしましょう。
一度植え付けると4~5年は植え替える必要ありません。植えっぱなしでもよく育ちます。移植する場合は春は3~4月、秋は9~10月が適期です。
ふやし方
株分け・さし木でふやすことができます。株分けは4~5年に1回行います。一株に5~6芽付くように地下茎を切り分けます。その際、あまり根を傷めないように注意して作業しましょう。具体的には、新しく伸びた茎葉の根元を白い地下茎が見えるまで掘り、根を10cmほど付けて切り離します。適期は春は3~4月、秋は9~10月です。
さし木は茎の先端を10~12cmに切り、土にさします。適期は5~7月頃です。また、茎は地面に触れると自然に根を出して広がっていく性質があります 。
かかりやすい病害虫
病害虫はほとんど見られませんが夏場に乾燥する場所ではアブラムシが発生することがあります。見つけ次第、早めに薬剤散布で駆除します。
まとめ
湿り気のある日陰を好む
株分け・さし芽でふやす
植えっぱなしでよく育つ
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