ヤサシイエンゲイ

見つめるブルーの眼

ブルーキャッツアイ(オタカンサス)

ブルーキャッツアイ
科名:ゴマノハグサ(オオバコ)科
学名:Otacanthus caeruleus
別名:ブラジリアンスナップドラゴン
原産地:ブラジル南部
草丈:50cm~80cm
主な開花期:10月~12月
(花つき株は6月頃から出回る)

難易度バー バー バー バー バー そだてやすい

耐寒性バー バー バー バー バー ふつう

耐暑性バー バー バー バー バー ふつう

ブルーキャッツアイ(オタカンサス)とは

花
ブラジル南部原産の、毎年花を咲かせる多年草です。1990年の大阪花博で導入され、普及するようになりました。自然環境下での開花期は主に秋ですが、鉢花は初夏~秋まで出回ります。温室では夏から咲いているものを見かけるので、温度があれば季節に関係なく開花するのかもしれません。

草丈は50cm~80cm、葉っぱはタマゴ型で茎の左右同じ位置に付く対生です。茎の先端近くの葉の付け根から1輪ずつ花を咲かせながら、上に伸びていきます。花は唇型で2枚の花びらが上下に開きます。色は青紫で真ん中の部分が白くなります。

花姿をネコの目に見立てて、ブルーキャッツアイの名前があります。ブラジリアンスナップドラゴンの別名があります(スナップドラゴンはキンギョソウの英名)。

育て方

栽培カレンダー

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
                  バー バー バー
植え替え
  バー バー                
肥料
    バー バー バー バー バー バー バー    

 

置き場所
日当たり~明るい日陰で育ちます。霜に当たると葉は枯れますが、根を凍らせなければ、春に復活します。冬越しに不安があるなら、冬は室内の日当たりで育てます。耐寒温度はおよそ0℃~5℃です。夏は蒸れないよう、風通しのよい場所へ。

水やり・肥料
水、肥料ともやり過ぎはよくありません。

ある程度湿潤な土壌を好みますが、常に湿っているような環境はよくないです。水やりは、土の表面が乾いてから与えるようにします。

肥料は春~秋の生長期に、薄めの液体肥料をときどき与えます。

植え替え・用土
植え替えの適期は3月~4月です。土は水はけと水保ちのよいものが適しています。市販の鉢花用培養土などを利用します。

手入れ
あまり自然に枝分かれしないので、茎が伸びてきたら切り戻して、枝分かれを促します。そうして枝数を増やすことで、バランスよく茂ります。また、花はそれぞれの茎頂あたりに咲くので、枝数が増えると結果として花はたくさん付きます。

ふやし方
さし木でふやします。適期は5月~6月、もしくは9月です。

病害虫
春~秋はアブラムシやハダニに注意します。

ポイント
・耐寒温度は0℃~5℃
・水と肥料はやりすぎない
・切り戻して分枝を促す

関連するページ
ゴマノハグサ科