姿の整った立派な花

ガザニアとは

キク科 「か」からはじまる植物

ガザニア
この植物の育て方
科名
キク科
学名
Gazania
別名
クンショウギク
原産地
南アフリカ
大きさ
15cm~40cm
開花期
5月~10月
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

南アフリカを中心に40種が分布する草花です。現在、一般に親しまれているのはそれらの野生種を元にヨーロッパで改良された園芸品種です。日本には大正時代の末に渡来しました。本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、一年草として栽培されることも多いです。花壇や鉢植え、グランドカバーなど広く利用できます。

葉はヘラ状、もしくは切れ込みのある羽状で、茎はほとんど伸びず葉は地際あたりで茂ります。葉色は灰緑色や銀色を帯びたもの、美しい光沢の持つものなどがあります。

主な開花期は初夏~秋で長く伸ばした花茎の先端に1輪の花をさかせます。色は黄色、ピンク、オレンジ、赤、白などがあり、蛇の目模様や2色咲き(バイカラー)、ストライプなど非常にカラフルです。花径は5cm~10cmになります。一重咲きが多いですが、八重の園芸品種もあります。花は晴れた日中に開き、日の射さない曇りや雨、夜間は閉じます。。

名前の由来

ガザニアの名前は15世紀にアリストテレスの著作をラテン語に翻訳した人物、セオドルス・ガザ(Theodorus Gaza)にちなむと言われています。


種類・仲間

〔〕内は学名、G.はGazaniaの略

園芸で広く栽培されているのは、リゲンスやパボニア、リネアリスを元とした園芸品種が多いです。

リゲンス〔G.rigens〕

草丈30cm前後、花は鮮紅色かオレンジがかった赤で径4cm-5cm。葉の裏に白い毛が生えます。

リネアリス〔G.linearis〕

草丈20cm前後、花は黄色かオレンジ。クンショウギクの和名があります。

パボニア〔G. pavonia〕

花色は赤か赤茶色になります。

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