トリコロル
- 科名
- ハナシノブ科
- 学名
- Gilia
- 別名
- タマザキヒメハナシノブ アメリカハナシノブ
- 原産地
- カリフォルニア オレゴン
- 大きさ
- 40cm~90cm
- 主な開花期
- 5月~6月
- 耐寒性
- つよいほう
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
北米西部、カリフォルニアやオレゴンを中心に20~30種類が分布する植物で、秋にタネをまくと翌年の春に花を咲かせる秋まき一年草です。主にカピタータとトリコロル、ルテアの3種が普及しています。草丈が高くなるものが多く、花壇や鉢植えの他、切り花にも利用されます。
名前は18世紀末スペインの植物学者ギルに由来します
種類
〔〕内は学名、G.はGiliaの略。
カピタータ〔G. capitata〕
和名タマザキヒメハナシノブ。カリフォルニア、オレゴン原産で花茎の先端に小さな花を100コ近くまとめて咲かせる。花色は青、白、すみれ色などがある。草丈は90cmほどになる。
トリコロル〔G. tricolor〕
和名アメリカハナシノブ、カリフォルニア原産。花茎の先端に径1.5cmほどの花を数輪咲かせる。花には芳香がある。色は藤色やすみれ色、白、赤紫色など。草丈は70cmほどだが、コンパクトに収まる種も知られる。日本には明治の初期に渡来。
育て方
- 日当たりのよい場所でそだてる
- 肥料は少なめで
- 秋にタネをまく
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
タネまき | 10月 |
---|---|
肥料 | 3月~4月 |
日常の手入れ
草丈の高くなる品種は、早めに支柱を立てておきます。
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所で育てます。耐寒性のある植物なので、苗の時期に霜や寒風に気を付ければ特に防寒を行う必要はありません。
水やり・肥料
乾燥した環境で砂質や小石の混じった土地に自生することからわかるように、水はけの良い、やせ気味の場所でよく育ちます。逆に肥料や水が多いと茎がひょろよろになって倒れやすくなったり、軟弱な株に育ってしまいますので気を付けましょう。あまり手をかけずにほおっておくほうがよく育つこともあります。
かかりやすい病害虫
とくにありません。
植え付けと用土
水はけの良い土であれば、特に選ばずによく育ちます。
ふやし方
秋にタネをまきます。ポットにタネを直まきし、間引きながら苗を作っていきます。ポット苗の状態で冬越しをして4月に入ってから花壇や鉢に植え付けます。
関連する植物
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レプトシフォン
ハナシノブ科 難易度★★★☆☆
花色は黄色、クリーム色、オレンジ色、ピンク、薄紫などパステル調で、色違いがまとめて混植されていても統一感があります。