- 科名
- ヒガンバナ科
- 学名
- Cyrtanthus
- 別名
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- 原産地
- 南アフリカ
- 大きさ
- 20cm~30cm
- 主な開花期
- 1月~3月 (冬型) / 8月 (夏型)
- 耐寒性
- ややよわい
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
南アフリカに約50種類が分布する小球根です。草原や岩場に自生し、常緑性と半常緑性があります。園芸では生育サイクルから、夏型(春植え型)と冬型(秋植え型)に分けられます。夏型は夏に花を咲かせて冬に休眠し、冬型は冬~春に開花して夏に休眠します。 名前はギリシア語のキルトス(曲がった)とアンサス(花)からなり、花姿に由来します。
地際から細長い葉を出し、その間から花茎を長く伸ばして、その先端に数輪から十数輪の花を咲かせます。花は細長い筒状で先端が開いた細いラッパ型や、ろうと型になります。花は筒状部が緩やかに湾曲して斜め上~下向きに咲かせます。花色はオレンジ、黄、白、朱、ピンクなどがあります。
種類
〔〕内は学名、C.はCyrtanthusの略。
日本には昭和の初めに入ってきましたが、さほどたくさんの種類は栽培されていません。
マッケーニー〔C. mackenii〕
比較的よく栽培されている冬型種です。花色はオレンジ、白、黄色、ピンク、朱やそれらの中間色があり、パステル調の色彩が可愛らしいです。主な開花期は冬から早春です、花には芳香があります。
サングイネウス〔C .sanguineus〕
夏型の代表種です。主な開花期は夏で、オレンジとピンクを混ぜたような花色です。花は大きく開いて、ろうと型になります。
育て方 (主に冬型)
- 日当たりを好む
- 夏型は夏に半休眠状態になる
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
球根植え付け | 10月中 (冬型) / 3月~4月 (夏型) |
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日当たり・置き場所
日当たりのよい場所を好みます。半耐寒性で、冬期は霜と凍結に気をつければ大丈夫です。冬型は霜に当たって葉が傷むと、その後の生育に支障を来すので気をつけます。鉢植えは冬期、屋根のある場所に移動さるとよいでしょう。冬型は夏に半ば休眠して(葉は枯れずに残ります)ほぼ生長しません。風通しのよい明るい日陰に置きましょう。
水やり・肥料
適湿を好むので、生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬型は夏に半休眠状態になり、水分をあまり吸わないので、夏は水やりの回数を控えめにします。
肥料は球根を植え付ける際にゆっくり効くタイプのものを少量混ぜ込んでおけばそれ以上は要りません。
かかりやすい病害虫
とくにありません。
植え付けと用土
水はけのよい用土が適します。赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を用います。
鉢植えは4号鉢を用います。一鉢にマッケニーで5球、サングイネウスで3球が目安です。球根の肩が見えるくらい(先端が地表にのぞくくらい)の浅植えにします。地植えはそれより深め、球根の先端が地中2cmほどの深さになるように植えます。植え付け適期は冬型で10月、夏型で3月~4月です
ふやし方
花後にできるタネを採ってまくか、増えた球根を分けて植え付けます。
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