- 科名
- キク科
- 学名
- Craspedia globosa
- 別名
- -----
- 原産地
- オーストラリア
- 大きさ
- 60cm~90cm
- 主な開花期
- 6月~8月
- 耐寒性
- ややよわい
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
オーストラリア、ニュージーランドに8種が分布します。その中でも、オーストラリア南東部原産のグロボサ種が主に栽培されています。園芸でクラスペディアというとグロボサ種のことをさすのが一般的です。
本来は毎年花を咲かせる多年草なのですが、高温多湿に弱く日本では花後に枯れることが多いので、一年草として扱います。秋にタネをまくと翌年の初夏から花を咲かせます。地際から放射状に葉を広げ、茎はあまり長く伸びません。主な開花期は初夏~夏で、長い花茎を伸ばしてその先端に筒状の小花(筒状花)が集まってまんまるな球を作ります。花色は黄色です。その姿から、ドラムスティックやイエローボールとも呼ばれます。
日本へは1980年代後半~90年代に輸入切り花として注目されるようになったのが普及のきっかけとされます。現在は国内でも生産され、鉢植えや花壇でも見かけるようになりました。 ユニークな形を活かしてドライフラワーとしても利用されます。
育て方
- ・夏の高温多湿、冬の低温にやや弱い
- ・鉢植えのほうが育てやすい
- ・日当たりが悪いと花付きがよくない
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
タネまき | 9月下~10月中 |
---|---|
肥料 | 3月~5月 / 10月~11月 |
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所が適しています。日照不足になると花付きが悪くなります。また、高温多湿に弱く夏に弱って枯れてしまうことがありまが、これは性質なので仕方がないところがあります。鉢植えは、初夏以降はできるだけ風通しのよい場所を選び、梅雨時期は雨の当たらない場所がよいです。
寒さにもやや弱いので、冬は霜や寒風の避けられる場所に置き、地植えは簡単な霜よけを行います。
水やり・肥料
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。乾燥には強いですが、過湿に弱いので常に土が湿っているような状態は避けましょう。
肥料は植え付ける際にゆっくり効く肥料を土に混ぜ込んでおきます。追加で開花するまでの間、液体肥料をときどき与えます。ただし、真冬は生育が鈍いので肥料は要りません。
かかりやすい病害虫
特にありませんが、バッタなどに花を食べられることがあります。
植え付けと用土
水はけのよい、腐葉土などの腐植質がたくさん入った用土が適しています。水はけの悪いじめじめした土壌では育ちません。
花壇に苗を植え付ける場合は、遅霜の心配が無くなる4月中旬以降がよいでしょう。
ふやし方
花後にタネができるので、それを採取してまきます。タネまきの適期は9月下旬~10月中旬です。
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茎の先端にブルー系の花を球状に咲かせます。代表的な種にルリタマアザミやヒゴダイがあります。