丸っこい花

エキノプス(ルリタマアザミ)とは

キク科 「え」からはじまる植物

エキノプス
ルテニカニ プラチナ・ブルー
この植物の育て方
科名
キク科
学名
Echinops
別名
ルリタマアザミ
原産地
地中海沿岸 西アジア
大きさ
高さ1m~2.5m
開花期
7月~9月
難易度
★☆☆☆☆(やさしい)

こんな植物です

〔〕内は学名、E.はEchinopsの略。

地中海沿岸~西アジアを中心に約120種類が分布する二年草、もしくは毎年花を咲かせる多年草です。

その中でも、リトロ〔E. ritoro〕(和名:ルリタマアザミ)とスファエロケファルス〔E. sphaerocephalus〕の2種が広く栽培されています。庭植えの他、切り花やドライフラワーにも利用されます。

リトロは東ヨーロッパ、西アジア原産の多年草で草丈は1m前後になります。葉は長だ円形で深く切れ込みが入り、フチにトゲがあり、アザミに似ています。主な開花期は夏、淡いブルー、もしくは白色の小さな花がまとまって咲き、直径4cm~5cmのまんまるな球形(頭状花)になります。その姿からルリタマアザミ(瑠璃玉薊)の和名があります。濃いブルーの花を咲かせる園芸品種があります。

スファエロケファルスは草丈が2m前後になる大型種です。頭状花の直径は7cm~8cm、色は白です。

日本にはヒゴタイ〔E. setifer〕が自生します。ヒゴタイは環境省のレッドデータブックにおいて絶滅危惧IB類(近い将来絶滅の危険性が高い種)に指定されています。

名前の由来

名前はギリシア語のエキノス(ハリネズミ)とオプス(似る)からなり、まんまるにまとまった花姿に由来します。


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