クレロデンドロン・ウガンデンス

枝を舞う空色のチョウチョ

クマツヅラ科 「く」からはじまる植物

クレロデンドロン・ウガンデンス
科名
クマツヅラ (シソ)科
学名
Clerodendrum ugandense
別名
-----
草丈
1m~3m
主な開花期
7月~10月

こんな植物です

ウガンダなど熱帯アフリカに分布する、熱帯性の低木です。長ったらしい名前ですが、それは和名がなく学名で呼んでいるので仕方ないです。クレロデンドロンはギリシア語で「運命の木」と言う意味ですが、由来は不明です。ウガンデンスは「ウガンダ産の」の意味です。鉢植えで栽培されることが多いですが、霜の心配のない暖地では地植えにされることもあります。

樹高は1m~3m、日本では気温の高い初夏~秋にかけて花を咲かせます。花は数10輪がややまばらな感じで穂状に付きます。花は蝶が羽を広げたような姿で、大きさは2cmほどです。花びらは5枚で下の1枚が特に大きく縁が内側に丸まって匙のような形になります。下の一枚は濃いブルー、他の花びらは空色です。雄しべと雌しべは上に向かって伸びて、途中で手前に向かってくるっと湾曲します。花が散った後は小さなカップ型のがくが残ります。別属の植物ですが、花の姿が日本に自生するカリガネソウ〔Caryopteris divaricata〕にそっくりです。花だけ見ると同じ仲間と思うかもしれません。


その他の仲間

クレロデンドロンの仲間は東半球の熱帯、亜熱帯を中心として400種以上が知られています。園芸でもよく知られているものに、ゲンペイカズラ〔C. thomasoniae〕やボタンクサギ〔C. bungei〕 などがあります。

関連する植物