育て方はこのページの下
- 科名
- シソ科
- 学名
- Origanum majorana
- 用途など
- 鉢植え 露地植え
- 開花期
- 7月~9月
- 大きさ
- 30cm~60cm
- 耐寒性
- ふつう(霜に注意)
- 難易度
- ★☆☆☆☆(やさしい)
育て方
- 多湿を嫌うので水をやりすぎない、風通しの良い場所に置く
- 肥料をやりすぎると軟弱になるので控えめに
- 冬は寒風や霜を避けます
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 5月 / 9月下~10月上 |
---|---|
タネまき | 4月 / 9月 |
肥料 | 3月~6月 |
日常の手入れ
刈り込み
高温多湿に弱く、梅雨時期に蒸れて葉が枯れあがってしまうことがあります。葉が密生している場所は、風通しを良くするためと収穫を兼ねて、梅雨に入る前に枝を刈り込みましょう。まだ苗の時期に枝先を摘むとワキから芽が出てきて枝数が増え、ボリュームのある株になります。
日当たり・置き場所
日当たりがよい場所を好みます。加えて多湿に弱いのでできるだけ風通しの良い場所で育てます。
やや寒さに弱く、霜に当たると葉が傷んでしまいます。霜の降りない地方では外でもそのまま育てることができますがそれ以外の地方では地植えにしている場合は11月までに掘り上げて鉢に移し替え、冬は軒下など霜の当たらない場所で管理するようにします。
水やりと肥料
乾燥気味の方がよく育ちます。水は土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。土がまだ湿っているうち水を与えると過湿になり根ぐされをおこしてしまうことがあります。
肥料は植え付ける際に土の中にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込みます。あとは真夏をのぞいた生育期間中に追肥として液体肥料を月に1回与えます。あまり肥料を与えすぎるとひょろひょろに伸びてしまい貧弱な株になります。様子を見て元気に育っているようなら追肥は与える必要ありません。肥料は控えめにしてがっしりとした丈夫な株を作りましょう。
適した土
水はけのよい土なら特に場所を選ばず元気に育ちます。鉢植えの場合は赤玉土(小~中粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。
植え替え・植え付け
地植えの場合、一度植え付けると植え替えの必要はありません。鉢植えの場合は鉢が根でいっぱいになったらまわりの土を半分くらい落として新しい用土で一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの適期は5月と9~10月です。植え付けは株が広がることを考えて20cm以上間隔をあけて植え付けを行います。
ふやし方
タネまき、さし木、株分けでふやすことができます。
タネまき
タネまきは春は4月に秋は9月頃におこないます。タネは平鉢などにまき厚めに土をかぶせて発芽するまで乾かさないようにします。本葉が7~8枚になった頃に鉢やプランター、庭に植え付けます。自家採取したタネをまいた場合は親株よりも香りが弱いものが出ることが多いので注意しましょう。秋まきの場合は苗が霜に当たらないように注意しましょう。
株分け
株分けはふやし方としては一番簡単です。適期は5月頃で株にナイフなどで切り込みを入れて分けます。鉢植えで鉢の大きさをこれ以上大きくしたくない場合も株分けを行いましょう。多少根が傷んでも丈夫な植物で簡単に根付きます。
さし木
さし木は5月頃に行います。枝を5~10cmくらいに切り赤玉土にさします。根がでるまで乾かさないようにして半日陰の場所で管理します。
かかりやすい病害虫
とくにありません 。
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