オレガノ・ケントビューティーの育て方

花を愛でるオレガノ

シソ科 「お」からはじまる植物 ハーブ・野菜

オレガノ・ケントビューティー
科名
シソ科
学名
Origanum 'Kent Beauty'
別名
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原産地
園芸品種
大きさ
10cm~15m
這うように伸びる
主な開花期
6月~7月
耐寒性
つよい
難易度
★★★☆☆(ふつう)

こんな植物です

シソ科オレガノ属はヨーロッパ、地中海沿岸に15-20種が分布します。草姿はバラエティーに富んでおり、形態によってオレガノを代表とする「オレガノ類」、マジョラムをはじめとする「マヨナラ類」、本種が含まれる「花オレガノ類」の3種に分けられます。前者の2種は芳香のある茎葉を料理やお茶などに利用するハーブとして親しまれています。花オレガノ類は主に観賞用で、花のすぐ下に付く苞葉(ほうよう)が大きく発達するのが特長です。

ケントビューティーはギリシア原産の「スカブルム種」と、トルコ原産の「ロツンディフォリウム種」の交雑種の中から器量の良いものを選抜・育成した園芸品種です。苞葉が花びらのようにピンクや淡いグリーンに色づきます。花はピンク色で重なり合った苞葉の間から顔をのぞかせるように付きます。葉は灰色がかった緑で、細い茎は立ち上がらずに這うように伸びます。上品な雰囲気の草姿で、鉢植えや寄せ植えに適しています。


育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え替え 5月 / 9月下
肥料 3月~5月

日常の手入れ

枝葉が混みあったら枝を間引いて全体を透き、風通しを良くします。

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い環境を好みます。高温多湿を嫌うので、梅雨時期は雨の当たらない屋根のある場所が適しています。夏は暑さを避けるために明るい日陰に移動させます。

0℃を切ると茎葉が枯れますが、凍らせなければマイナス10℃くらいまで大丈夫です。茎葉が枯れたものは根の状態で冬を越して春に芽を出します。どちらかというと夏に暑さや多湿でダメにすることが多い植物です。

水やり・肥料

水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

肥料は春の間、液体肥料などを適宜与えます。もともと、肥料はたくさん与えなくてもよく育ちます。逆に、与えすぎないように気をつけましょう。

かかりやすい病害虫

とくにありません。

植え付けと用土

植え替えは春か秋が適期です。用土は水はけのよいものが適しています。鉢植えは山野草の培養土が適しています。

ふやし方

株分け、さし木でふやすことができます。株分けは植え替えと同時に行います。さし木の適期は9月頃です。

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