中南米原産のラン
マキシラリア
ピクタ |
科名:ラン科学名:Maxillaria別名:マクシラリア原産地:フロリダ南部~アルゼンチン草丈:20cm~40m主な開花期:6月-9月(気温があれば周年)栽培難易度:
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〔〕内は学名、Max.はMaxillariaの略
マキシラリアとは
テヌイフォリア バルブが積み重なるように生長する |
フロリダ南部からブラジル、アルゼンチンにいたる広い範囲に約300種類が知られているランの仲間です。大きさはおおむね小型から中型で樹木や岩上に張り付いて生活する着生ランです。
株元がふくらんでバルブをつくり、頂点から細長い葉を1~2枚出します。バルブの形は種によってまちまちですが、小型の品種ほど丸っこい形のものが多いようです。バルブ同士はほふく茎でつながり、1つの株を形成します。花は小さいもので1cm足らず、大きなものは15cmになり、中には、甘い芳香を放つ種もあります。花色は茶褐色、白、黄色、オレンジなどがあります。色味はやや落ち着いたものが多いです。
マキシラリアの名前はラテン語で「あごの骨」を意味する’maxilla’(マキシラ)に由来し横から見た花の一部分を口を開けた昆虫のあごに見立てたものです。ラベルに記載する場合などの略号は「Max.」です。
種類
ピクタ〔Max. picta〕
ブラジル原産、冬~春咲き。芳香のある淡き色の花を咲かせます。
テヌイフォリア〔Max. tenuifolia〕
メキシコ~コスタリカ原産、主に夏~秋咲き。ほふく茎を斜上させ、バルブは上に積み重なるように増えていきます。花は黄色地ですが、赤褐色の斑点で覆われて黄色い部分はあまり見えません。径3cm~4cmでバニラとココナッツミルクを合わせたような甘い芳香があります。
サンデリアナ〔Max. sanderiana〕
エクアドル、ペルーの高地に分布します。径10cm~15cmの花を咲かせます。色は白で、つけ根に近い部分が紫紅色になります。
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