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水のコツ その3-2
留守中の水やり(2) 長期編 水を補給する工夫
どうやって水を補給するかの工夫をしてみよう
1日くらいなら乾かないようにすれば真夏でも何とか持ちます。上手いことやると3日ほど持つこともあります。でももっと長期間3日回以上留守にする場合はそれだけだと心許ないでしょう。長期間留守にする場合は、乾かさないだけではなく、水を補給する工夫が必要になります。ちょっとした道具や設備が必要になります。いやいや、そんな大げさなものではありません。ちょっとした工夫としてみていきましょう。
ペットボトルを使ってみる《1》 〜自動水やり器(大げさ)を使う
ホームセンターや100円均一ショップなどで「ペットボトル用自動水やり器」なるものが販売されています。水を入れたペットボトルの口の部分にこれを付けて土にさすと先端から水が少しずつしみ出して給水するしくみです。わかりにくいのイラストを参照してください。工事現場でよく見かける「赤色のコーン(パイロン)」をそのまま小さくしたような形をしています。口の部分の内側にはねじミゾが付いていますので、ここにペットボトルを付けます。先端の部分には垂直にミゾが付いていてここに穴を空けるか、先端を切るか(タイプがいくつかある)して水がでるようにしてから土にさします。
500mlのペットボトル、ミネラルウォーターの2リットルのペットボトルなどにあうはずです。ただ小さな鉢だと土にさすときに根を傷めたりしてしまうかもしれませんし、土から抜いたあとに穴があくという難点もあります。給水の限度はだいたいもって丸3日ほどでしょう。
鉢の大きさ以外に場所をとらないのがよいところで、値段も安くてわかりやすくて手軽です。日当たりの良いところだと一日で水が空っぽになることもあるので注意しましょう。
ペットボトルを使ってみる《2》 〜ヒモとペットボトル
まず、手芸用のロープやガーゼを帯状にしたものを用意します。水を入れたペットボトルを用意してロープの端を中に入れ、もう一方の端を土の表面に置きます。そうすると、ヒモをつたってじわじわと水が土に供給されます。この方法だと何本もヒモを用意すると複数の鉢やプランターに水を供給することができます。、ビニールホースの中にガーゼを通して、途中で水分が蒸発するのを防ぐ方法もあります。ペットボトルの代わりにバケツなど水のたくさんはいるものを使用すると1週間くらいは持ちます。
他の場所に避難させてみよう《2》 〜浴室など
バケツや台所のシンク、浴槽に水を張ります。そこにタオルやふきんなどの端をひたしてもう一方を平らな場所に広げます。そしてその上に鉢を置くと、鉢の底から水を吸収します。これは上で説明した方法と同じ原理ですが水を給水する部分が面になっていて、一度にたくさんの鉢がまかなえることと、浴室やシンクなど固定された部分でも使えることに利点があります。浴槽なら10日ほど持ちますが日が当たらないので植物は弱るかもしれません。
値段は張るが確実と言えば確実…自動灌水装置
自動灌水装置(じどうかんすいそうち)とは時間をセットしておくとそのとおりの時間に水やりを行う装置のことで、いわば電化製品の部類に入るものです。「灌水」は「みずやり」の意味です。水やりのために作られた製品ですから留守中の水やりもこの装置があれば1週間は大丈夫です。タンクに入れられた水が専用のチューブを通って鉢やプランターに供給されます。