夏の健康野菜
モロヘイヤ
科名:シナノキ科学名:Corchorus olitorius別名:タイワンツナソ原産地:インド~中近東草丈:1m~1.5m収穫期:7月~10月栽培難易度:
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モロヘイヤとは
インド~中近東が原産とされる、花後に枯れる一年草です。日本でも暖地で野生化しています。芽先の若い茎葉を食用とするほか、繊維を採る作物としても利用されます。エジプトでは5000年以上前から栽培されています。
日本には昭和30年代に入ってきて、もっぱら夏の葉もの野菜として認知されています。鉄分やカルシウム、ビタミン類を含み、特にカロテンの含有量は緑黄色野菜の中でもトップクラスです。
葉っぱは先端の尖った細めのタマゴ型で基部に細い針状の突起があります。縁は細かいギザギザになります。茎に左右交互に付く互生です。
葉の付け根に黄色い花が咲きます。大きさは5mm~6mmで通常花びらは5枚です。花後にできる果実は円筒形で縦方向に10本の筋が入ります。果実やタネには毒性があり、タネが混入した飼料を食べた牛の被害が知られています。タネは角張っており、色は青みがかった黒色です。
同じ仲間に繊維作物として知られるジュート〔C. capsularis〕があります。
名前の由来
モロヘイヤの名前はエジプト語の『ムルキーヤ(mulūkhiya)』がなまったものです。ムルキーヤは「王様のもの」という意味があるそうです。和名はタイワンツナソと言います。属名のコルコルスは「眼を掃除する」、種小名のオリトリウスは「野菜用の」の意。
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