ナノハナ(ハナナ)

アブラナ科 「な」からはじまる植物

ナノハナ(ハナナ)
この植物の育て方
科名
アブラナ科
学名
Brassica rapa var. amplexicaulis
別名
ナバナ
原産地
はっきりしない
大きさ
50cm~80cm
開花期
2月~5月
難易度
★☆☆☆☆(やさしい)

こんな植物です

〔〕内は学名、B.はbrassicaの略

春を代表する花のひとつとして広く親しまれています。園芸では秋にタネをまいて春に花を楽しみ、その後枯れる秋まき一年草として扱います。花を観賞するほか、野菜として食用にもされます。

花は黄色で4枚の花びらが十字状に開きます。茎の上の方で枝分かれして、その先端にまとまって咲きます。冬から開花する早生(早咲き)から晩生(遅咲き)まであり、早生品種は寒咲きハナナとも呼ばれます。

代表的な品種に京都伏見系(早生で葉色が淡い)や三浦系(やや晩生で葉色が濃くて縮んでシワが寄る)のほか、両者を掛け合わせた品種もあります。葉にシワが寄るタイプは縮緬(ちりめん)葉と呼ばれます。

分類上はアブラナ〔B. rapa〕の変種とされます。広く知られる植物の割に出自がはっきりせず、一説にはチリメンハクサイから特定の性質(花立ちが早いなど)をもつものが分離され、成立した種ではないかと言われています。

アブラナはヨーロッパ原産の一年草(または二年草)で、非常に変異に富んでいます。例えば、ハクサイ、チンゲンサイ、タアサイなどもアブラナの変種になります。

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