ニーレンベルギア
- 科名
- ナス科
- 学名
- Nierembergia
- 別名
- ギンパイソウ(レペンス種)
- 原産地
- 熱帯アメリカ
- 大きさ
- 5cm~50cm
- 開花期
- 5月~9月
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
〔〕内は学名、N.はNirembergiaの略
メキシコ、チリ、アルゼンチンなどにおよそ30種が分布する、毎年花を咲かせる多年草です。ヒポニカ種の変種ビオラケア〔N. hippomanica var. violacea〕とレペンス種〔N. repens〕が栽培されています。ニーレンベルギアの名前はスペインの博物学者、ニーレンベルグにちなみます。
茎は立ち上がらず這うように広がり、ちっちゃなへら型の葉っぱを付けます。細かく枝分かれしてよく茂るので、ハンギングバスケットなどに植えて、枝垂れさせるようにすると見栄えがします。主な開花期は初夏~秋で、茎の先端近くに2cm~3cmの花がややまとまって咲きます。線の細い草姿の割に、咲く花は大きく感じます。花色は白や紫、空色などがあります。花は浅いカップ型で、先端が5つに裂けた星形です。その花姿からカップ・フラワーの別名もあります。
往々にして暑さに弱く、開花期の夏に花が咲き止むことがあります。花の美しさの割に日本であまり栽培されていないのは、耐暑性に難があるからではないかと思います。開花期が長く、暑さにも比較的耐える園芸品種もあるので、今後はよく見るようになるかもしれません。
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ツルハナナス
春~秋に星形の花をたくさん咲かせます。ツルがよく伸びるのでフェンスなどにからませます。