リニフォリア
- 科名
- ムラサキ科
- 学名
- Omphalodes
- 別名
- -----
- 原産地
- ヨーロッパ 北アフリカ アジア
- 大きさ
- 20cm~40cm
- 主な開花期
- 3月~7月
- 耐寒性
- ふつう
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに約30種が分布する草花です。毎年花を咲かせる多年草と、一年で枯れる一年草があります。日本ではリニフォリアとカッパドキア’スターリーアイズ’の2種が主に栽培されています。海外では数種が栽培されています。同じムラサキ科のワスレナグサに花姿が非常に似ています。
名前は、ギリシア語のオンファロス(へそ)とエイドス(似る)からなり、タネにへこみがあることにちなみます。
種類
〔〕内は学名。O.はOmphalodesの略。
リニフォリア〔O. linifolia〕
地中海沿岸原産の一年草。5月-6月に1cmほどの小花を咲かせる。花色は白、青紫など。
カッパドキカ〔O. cappnadocica〕
トルコ原産の多年草。這うように伸びる地下茎から芽を出して茂る。5月~6月に淡い青紫色の花を咲かせる。園芸品種の’スターリーアイズ’は青紫に白い縁取りが入り可愛らしい。
ヤポニカ〔O. japonica〕
日本の山林に自生する多年草で、径1cmほどの青花をまばらに付けます。
育て方
- 一年草の「リニフォリア」と多年草の「カッパドキカ」では多少管理に違いがあるので、共通の管理と各々の管理に分けて説明します
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
タネまき | 3月下~4月上 / 10月 |
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肥料 | 3月~5月 / 10月~11月 |
共通の性質
乾燥に弱い
適度に湿り気のある土壌を好み、乾燥させると生育が弱ります。土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えましょう。
寒さに強い
耐寒性の強い植物ですが、苗の状態で冬越しさせる場合は寒風、霜を避けましょう。
リニフォリアの育て方
性質
花が咲いたあとに枯れる一年草です。
タネから育てる
3月下旬~4月上旬、10月がタネまきの適期です。春まきはその年の6~7月に、秋まきは翌春3~5月に花を咲かせます。秋まきの方が春まきに比べると、開花までの育苗・生育期間が長くとれて、よりしっかりとした大きな株に作り込めます。
直まき
タネは花壇や鉢に直播きして、間引きながら育てていきます。秋まきで花壇などに植える場合、霜や寒風が心配ならポットで育てて春に暖かくなってから植え付けます。寒さには強いですが、小苗はやや耐寒性が劣ります。
カッパドキカの育て方
性質
毎年花を咲かせる多年草です。主な開花時期は3~5月です。
毎年植え替える
生育が旺盛なので、鉢植えは株分けも兼ねて毎年植え替えます。植え替えの適期は3月上旬頃です。地植えも数年に1回植え替えます。
花後の処理
花が咲き終わったら花茎を切り詰めます。
置き場所
日なた~半日陰の場所でよく育ちます。ただ、高温多湿に弱いので夏は直射日光を避け、半日陰で風通しのよい場所で育てます。
関連する植物
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ワスレナグサ
ムラサキ科 難易度★★☆☆☆
非常に小さな花がある程度まとまって咲く。花色はブルー、白、ピンクなど。