朱色の筒状花、しだれて咲く
ラッセリア
エクセティフォルミス |
科名:ゴマノハグサ(オオバコ)科学名:Russelia equisetiformis別名:ハナチョウジ原産地:メキシコ樹高:1m-1.5m開花期:温度があれば周年難易度 (そだてやすい) |
ラッセリアとは
ラッセリアはメキシコから熱帯アメリカにかけて分布する常緑性の低木で、「ラッセリア・エクイセテフォルミス」という種が一般に栽培されています。濃緑色の細い茎を長く伸ばして茂り、先端に筒状の小さな花をたくさん咲かせます。
花は朱色・赤色のものがポピュラーですが、ピンクや白色の花を咲かせるものもあります。葉は退化してあまり目立たず(若い枝に付いた葉は比較的目立つ)、茎だけがわさわさと茂っているような株姿をしています。茎は垂れ下がる性質があり吊り鉢や土手のような急斜面を覆う植裁に向いています。
属名のラッセリアは18世紀イギリスの医師、アレクサンダー・ラッセルの名に由来します。種小名のエクイセティフォルミスとは「トクサのような」という意味で、葉の退化した姿から来ているのではないかと思います。
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育て方
栽培カレンダー
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期 |
一定の気温があれば周年開花 |
植え替え |
肥料 |
日当たり・置き場所
日光不足になると花付きが悪くなるので、よく日に当てて育てます。10~12℃程度の気温があれば冬でも生長し花を咲かせますが、自然の環境下で育てていれば夏にもっともよく花を咲かせます。
慣れれば0℃くらいまで耐えますが、冬は5℃程度の気温を保つ方が無難です。生育期に屋外で育てていたものは室内の日当たりのよい場所に移動させてもよいでしょう。暖地では屋外で冬越しでき、地植えにして育てることもできます。
霜に当てると茎が枯れ込みますが、根が生きていれば春に暖かくなると新しい枝がでてきます。
水やり・肥料
春~秋の生育時期は土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにし、冬はやや乾かし気味にします。乾燥には比較的強い植物なので、一年を通して水は控えめにします。
肥料はたくさん必要ありません。春~秋にかけて液体肥料を月に1~2回施します。
かかりやすい病気・害虫
特にありません。
植え付け・用土
鉢の中が根でいっぱいになってしまったら一回り大きな鉢に植え替えましょう。それ以上株を大きくしたくない場合は同時に株分けを行います。適期は4~5月です。
ふやし方
株分けとさし木でふやすことができます。春~秋の生育期ならいつでも行うことができます。長年育てて株が古くなってくるとどうしても生育が衰えて花付きが悪くなるので、さし木で新たに株を作っておいてもよいでしょう。
手入れ
茎が混み合ってきたら、茎を間引いて株姿を整えましょう。切り落とした枝はさし木に利用できます。
ポイント
・よく日に当てて育てる
・冬は5℃以上あったほうが無難
・茎が混み合ってきたら間引く