輝くように咲く花
リビングストン・デージー
科名:ツルナ(ハマミズナ)科学名:Dorotheanthus bellidiformis園芸名:紅玻璃(べにはり)原産地:南アフリカ ケープ地方草丈:15cm-20cm開花期:4月~6月栽培難易度:
|
リビングストン・デージーとは
南アフリカのケープ地方に分布する、花後に枯れる一年草です。日本では秋にタネをまいて春に花を楽しむのが標準的です。デージーと名前が付きますがデージー(ヒナギク)の仲間ではなく、花姿が似ているところに由来します。育苗中にある程度の気温が保てれば発芽2ヶ月くらいで花を付けることもあります。病害虫が少なく強健な植物で、低温や過湿に気をつければつきあいやすい植物です。
茎は立ち上がらず地面を這うように斜上して、カーペット状に広がっていきます。 葉っぱはヘラ状でやや肉厚、表面にぷつぷつした透明の突起があり、光が当たるとキラキラと輝き、ラメが入っているようでキレイです。茎は下の方が赤紫色を帯びます。
主な開花期は春~初夏で、日に当たるとぱっと大きく開きます。大きさは径3cm~4cmで細くて光沢のある花びらがぐるりとつきます。花色は紅紫、ピンク、オレンジ、クリーム、白、黄色などで中心に近い部分が白やオレンジの蛇の目になるものもあります。花色の違う株が混ざっているとパステルの色彩でかわいらしいです。咲く時はわっと咲きますが、花の見頃は他の春咲き草花に比べると短いです。
品種と由来
日本には昭和10年頃に入ってきたとされます。黄色い花を咲かせる「ルミネ」という園芸品種か、花色ミックスのタネが出回っています。
リビングストンの名は探検家リビングストンの名前に由来すると言われています。学名はドロテアンツス・デルディフォルミス、ドロテアンツスは命名者の母親の名「ドロテア」とギリシア語で「花」を意味する「アンサス」から、ベルディフォルミスは「ベリスのような形の」と言う意味です。ベリスはデージーの学名(属名)です。
関連するページ
・リビングストン・デージーの育て方・ツルナ科