ブルーの花が美しい
ルリマツリモドキ
科名:イソマツ科学名:Ceratostigma plumbaginoides原産地:中国 ヒマラヤ草丈:30cm-60cm開花期:6月-10月難易度 (そだてやすい) |
ルリマツリモドキとは
主に中国原産の植物で、低木のものと多年草のものがあります。初夏から秋の長期間、1~2cmくらいのブルー色の花を咲かせます。秋になると紅葉して、冬には地上部の枝が枯れて地下茎の状態で冬を越します。神秘的なブルーの花は小さくても非常に目立ち、涼しげな感じもします。
属名のケラトスティグマはギリシア語のケラス(keras:角)とスティグマ(stigma:柱頭)からなり、花の一部である柱頭という器官のかたちに由来します。
種類
〔〕内は学名、C.はCeratostigmaの略。主に栽培されているものはウィルモッティアヌム〔C. willmottianum〕、プルンバギノイデス〔C. plumbaginoides〕、グリフィティー〔C. griffithii〕などで、プルンバギノイデスのことを和名でルリマツリモドキと呼びます。
モドキの付かないルリマツリとは同じイソマツ科の植物ですが似て非なるもの、属が違い性質も異なります。
育て方
栽培カレンダー
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期 |
植え替え |
肥料 |
日当たり・置き場所
特に土質を選ばずに良く育ちます。地植えにする場合は水はけの良い肥えた土が適しています。日当たりの良い場所を好みますが、半日陰の場所でも育ちます。地植えは関東地方より西が植裁適地で、それ以外は鉢植えの方が冬に管理しやすいと思います。
水やり・肥料
鉢植えの場合、生育期に極端な水切れをさせると生長に影響するので、春から秋は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に真夏は乾きやすいので気を付けましょう。冬は休眠状態になるので生育期に比べると乾かし気味に、水やりの回数は少なめにします。地植えの場合、真夏にひどく乾くようなら水を与えますが、それ以外は必要ありません。
春5月~6月、冬11月~12月の年2回施します。肥料は発酵油かすやゆっくり効くタイプの化成肥料が適しています。 肥料はさほどたくさん必要としませんが、生育具合を見て回数を加減しても良いでしょう 。
肥料の役目
春(5~6月)に施す肥料の役目
春に芽吹いて、枝葉を伸ばし6月頃に生育が一段落します。その後秋まで花が咲くのでスタミナ切れをおこさないように施します。
冬(11~12月)に施す肥料の役目
冬は休眠しますが、春に暖かくなると一気に生長をはじめます。そのときに体力がなければ生長が鈍ります。春に暖かくなると同時に一気にスタートダッシュをかけられるように、冬の間に肥料を与えておき株に力を付けておきます。
かかりやすい病気・害虫
特にありません。
植え付け・用土
鉢植えは鉢の中が根でいっぱいになってきたら春に一回り大きな鉢に植え替えます。
ふやし方
さし木でふやすことができます。適期は5月頃です。その年に伸びた新しい枝の先端を10cmくらいに切って湿らせた赤玉土や川砂を入れた鉢に挿します。
手入れ
冬に地上部が枯れるので、枯れた枝は取り除きます。高さを低く抑えたい場合は立ち枝(幹から垂直に立ち上がる枝で、伸びる勢いが強いものが多い)を半分くらいの長さに切り詰め、ワキから枝を出させます。作業の適期は2~3月です。
グリフィティーの切り戻し
数年育てていると枝が伸びてきて、自重で枝が寝て樹形が乱れてしまいます。3年に1回を目安にして株元から30cm前後でばっさりと刈り込み新しい枝を出させるようにしましょう。
ポイント
・日当たり~半日陰で育つ
・生育期の水切れに注意
・肥料は年2回ほど超す
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