ルクリア(アッサムニオイザクラ)の育て方
アカネ科 学名:Luculia用途 鉢植え ヒマラヤから雲南の高原に自生する常緑の低木~小高木です。5種の野生種が分布し、その中でも、アッサム地方のカシー高原を故郷とするルクリア・ピンセアナがアッサムニオイザクラの名前で流通します |
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開花期 |
植え替え |
肥料 |
季節・日常の手入れ
花がひととおり咲き終わったら花房の下から切り落とします。樹姿が乱れたら、春に地際から2~3節残して枝を切り詰めて、樹姿を整えます。この作業は植え替えと同時に行ってもよいでしょう。
日当たり・置き場所 ポイント
ヒマラヤの高原が原産と言うこともあり、典型的な日本の夏の気候-高温多湿-が苦手です。春~秋にかけては直射日光を避けた、できるだけ風通しの良い場所に置きます。秋も中秋頃になると気候も和らぐので、できるだけ日によくあててしっかりした株に育てます。耐寒性は多少ありますが霜には耐えられず、冬越しには3℃~5℃程度の気温が必要です。冬は室内の日当たりの良い場所で育てます。特に花付きの鉢植えは温室で栽培されたモノが多く、寒さで傷みやすい傾向がある(寒さに慣れていない)ので気をつけましょう。
水やり・肥料
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬は開花していますが、あまり生長しないの
水やりの回数を控え、やや乾かし気味にします。
肥料は、春と秋に固形の油かすなどを施します。
用土
水はけの良い用土が適しています。赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜた土など。
植え替え・植え付け
鉢の底から根が伸びてくるようなら、鉢内が根でいっぱいになっているので植え替えを行います。適期は4月中旬-6月上旬で、鉢から抜いた株は古い土を1/3ほど落として、伸びすぎた根を切り詰めて一回り大きな鉢に植え替えます。
ふやし方
さし木でふやすことができます。
適期は4月-5月で、その年伸びた若い枝を先端から7~10cmの長さに切り、用土に挿します。その際、余分な水分の蒸発を抑えるため、大きな葉は半分くらいに切ります。半日陰の場所で乾かさないよう管理すると1ヶ月くらいで根が出て来ます。
鉢花として流通しているものの中に、草丈を低く抑えるための「矮化剤(わいかざい)」を使用しているものがあります。使用しているものはその効力が切れるまでさし木をしてもなかなか根付かない傾向があります。
かかりやすい病害虫
特に深刻なものは見られません。
その他
日の長さが一定より短くなると(夜が長くなると)花芽を付ける「短日植物」です。ルクリアは夏以降、かなり日が短くなってから反応して花芽を作るので、開花は晩秋から冬になります。
まとめ
夏の高温多湿が苦手
越冬温度は3~5℃以上
日の長さ短くなると花芽を付ける短日植物
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