- 科名
- キク科
- 学名
- Santolina chamaecyparissus
- 別名
- コットンラベンダー
- 原産地
- 南ヨーロッパ
- 大きさ
- 高さ20cm~60cm
- 開花期
- 6月~9月
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
南ヨーロッパの地中海沿岸に分布する常緑性の低木です。葉に芳香があり、ハーブとして用いられるほか、銀白色の美しい葉を活かして花壇のアクセントにも利用されます。まとめますと、シルバーリーフとして利用できるハーブと言うことです。
サントリナの香り成分には防虫効果があるので、ドライフラワーにして屋内につるしたり、乾燥葉を細かくしてポプリにします。以上のように主な用途はクラフトで、薬草や料理など食用にはされません。スパイシーというか何となく虫のよってこないような独特の香りです。
葉は細かく切れ込んで綿毛が密生し、銀緑色に見えて美しいです。葉っぱの形がフリンジラベンダーに似ているのでコットン・ラベンダーとも呼ばれますが、ラベンダーとは全く違う植物です(本種はキク科、ラベンダーはシソ科です)。丈は50cmほどになり、茎は細かく枝分かれしてこんもりと茂ります。夏に球形の鮮やかな黄色い花を咲かせます。目立つような花びらはありませんが、小さくて丸っこくなかなかかわいらしい花です。
園芸品種に丈が低く収まる’ナナ’、黄色みがかったクリーム色の花を咲かせる’レモンクイーン’などがあります。
名前の由来
サントリナの名前はサントリナ属の一種、ロマリニフォリアにつけられたラテン語の古名『sanctum linum(聖なるアマ)』に由来します。