サルメントーサ:クラッスラの育て方
- 科名
- ベンケイソウ科
- 学名
- Crassula salmentosa f. variegata
- 別名
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- 原産地
- 南アフリカ
- 大きさ
- 60cmくらい
- 主な開花期
- 8月~10月
- 耐寒性
- ややよわい(霜・凍結注意)
- 難易度
- ★☆☆☆☆(やさしい)
こんな植物です
クラッスラ(属)の仲間です。ふつうの草花のような姿ですが、園芸では多肉植物として扱うのが一般的です。かたち的なおもしろさと言うより、葉っぱにくっきり太く入る黄色い縁取りが印象に残ります。縁取りの入り方はやや不規則で、黄色い部分の面積のほうが広いときもあります。
葉っぱは縁に細かいギザギザが規則的に並んだ、先端のとがったタマゴ型です。多肉という割には厚みはさほどなく、表面はろうを塗ったようなにぶい光沢があります。葉っぱの縁はほんのりピンク色に色づきます。秋に気温が下がってくるとピンク色が深みを増して葉っぱの黄色い部分まで広がり、茎も赤く色づきます。
生長は早くて茎はよく伸びます。茎が短い内は直立しますが、長くなると自重で垂れ下がります。秋になると星形の小さな花を咲かせます。
育て方
- ・霜や凍結に注意します
- ・春~秋はよく日に当てます
- ・さし芽で増やします
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え・さし芽 | 5月~7月 |
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日常の手入れ
高さを抑える
ある程度の長さに生長したら先端の芽を摘んで、茎の下の方から芽を出させるようにすると、ある程度草丈を低く抑えることができます。この作業は「摘心」とか「ピンチ」と言います。ただし、生長が早く茎が長く伸びるので、バランスよく茂らせようとすると、こまめに摘心する必要があります。切り落とした茎がもったいなかったら、株元に挿しておいてもよいでしょう。
仕立て直し
放置すると茎がどんどん伸びてぐねぐねのたうつので、他の植物の邪魔になるようならバランスを考えて短く切り戻します。作業の適期は春~初夏です。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所が適しています。暑さにも強く、夏はぐんぐん生長します。過湿(長雨など)に気をつければ、春から秋は屋外でも大丈夫です。
寒さにはあまり強くないので、冬はベランダや室内で育てます。最低3~5℃程度を確保するようにしましょう。葉っぱをキレイに色づかせたい場合は、晩秋くらいまで日当たりの良い屋外で低温にさらします。ただし、霜や強い寒さには油断しないようにします。
水やり・肥料
水はけがよければ、あまり土質はこだわらずによく育ちます。水は土が乾いてから与えます。冬は生長が鈍いので、乾かし気味にします。
かかりやすい病害虫
とくにありません。
ふやし方
さし芽で増やすことができます。適期は春~初夏です。茎を数センチの長さに切って乾いた用土に挿します。茎にちゃんと節の部分があれば、葉っぱはあってもなくてもかまいません。挿したあとは1週間ほど水をやらずに乾かします。
切り取ったあと、切り口を乾かしてから土に挿してもかまいません。その場合、切った茎は寝かせておくと曲がってしまい、土に挿しにくくなるので、空鉢の中などに立てかけて乾かします。
その他の画像
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