シザンサス
- 科名
- ナス科
- 学名
- Shizanthus × wisetonensis
- 別名
- コチョウソウ スキザンツス
- 原産地
- チリ
- 大きさ
- 高さ20cm~50cm
- 開花期
- 3月~5月
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
チリに10種程度が分布する草花で、花後に枯れる一年草、もしくは二年草です。日本では秋にタネをまいて翌春に花を楽しむ秋まき一年草として扱われ、園芸で広く普及しているのは野生種同士を掛け合わせてつくられた交雑種(園芸品種)です。
葉は羽状に細かく裂けて繊細な雰囲気がします。主な開花期は3月~5月、大きさは3cm前後で花びらは縁からいくつかに裂けます。たくさんの花が一斉に咲く姿は、蝶が群れているようです。シザンサス属を和名でムレコチョウ属と呼ぶのはその姿からきているのでしょう。花色は赤、紫、ピンク、白、藤色などがあり、花の中心に黄色や茶色の模様や斑点が入るものが多いです。
名前の由来
属名のシザンサスはギリシア語のスキゾ(裂ける)とアンサス(花)から成り、花びらの縁が裂ける姿にちなみます。 英名のバタフライ・フラワーは花姿に由来します。
種類
〔〕内は学名、S.はSchizanthusの略。
広く育てられているのは交配種のウィセトネンシス〔S. × wisetonensis〕で、園芸でシザンサスというとたいがいこの種を指します。この種はチリ原産のピンナツス〔S. pinnatus〕とレツスツ〔S. retusus〕を両親として、1900年イギリスで作出されたものです。代表的な品種に大輪種の春がすみ、草丈の低いスターパレード、枝が細かく分かれてたくさんの花を咲かせるヒットパレードなどがあります。
その他の画像
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サルピグロッシス
ナス科 難易度★★★☆☆
サイケデリックな色彩の個性的な花を咲かせる、ペチュニアに近い草花。