シラネアオイ
- 科名
- シラネアオイ(キンポウゲ)科
- 学名
- Glaucidium palmatum
- 別名
- ハルフヨウ ヤマフヨウ
- 原産地
- 日本
- 大きさ
- 高さ20cm~60cm
- 開花期
- 4月~6月
- 難易度
- ★★★★★(むずかしい)
こんな植物です
〔〕内は学名
日本固有の1属1種の植物で、本州の中・北部の日本海側~北海道に分布します。主な自生地は亜高山帯~低山で、北に行くほど標高の低い位置で見られます。分類上ではキンポウゲ科に含まれることもあります。
春になると地下茎(根茎)から芽を吹き、三枚の葉を出して茎の頂点に1輪の花を咲かせます。茎葉は晩秋に枯れて冬は休眠します。葉は縁にぎざぎざがあり、てのひら状に大きく切れ込みます。花色は淡い青紫色です。花びらに見えている部分は色づいた萼で、本来の花びらはありません。花色は株によって濃淡の色幅があります。白い花を咲かせるものは変種〔var. leucanthum〕として扱われます。花びら(萼)も通常は4枚ですが、複数枚付くものもあります。
漢字で書くと『白根葵』で、日光の白根山に多く見られ、花姿がタチアオイ(ホリホック)に似ているということで、この名前があります。
関連する植物
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シュウメイギク
キンポウゲ科 難易度★★★☆☆
日本の気候にあった植物。半日陰で湿り気のある土壌を好み、直射日光下では逆に生育が悪い。 -
タチアオイ(ホリホック)
アオイ科 難易度★☆☆☆☆
梅雨の頃、ハイビスカスに似た花が長く伸びた花穂に咲きます。