シュウメイギク

キンポウゲ科 「し」からはじまる植物 山野草

シュウメイギク
この植物の育て方
科名
キンポウゲ科
学名
Anemone hupehensis var. japonica
別名
キブネギク(貴船菊)
原産地
中国
大きさ
高さ50cm~1m
開花期
8月~10月
難易度
★★★☆☆(ふつう)

こんな植物です

本州、四国、九州の山野や里山に自生する毎年花を咲かせる宿根草です。日本原産ではなく、古い時代に中国からやってきて、野生化したもの言われています。漢字で書くと「秋明菊」、9月~10月の秋まっさかりな時期に開花する名前通りの花です。アネモネの仲間で英語ではジャパニーズ・アネモネ(Japanese anemone)と呼ばれます。別名のキブネギク(貴船菊)は京都の貴船で多く見られたことに由来します。

草丈は50cm~1m、地下茎をよく伸ばして広がっていきます。茎は途中で枝分かれしてその先端に花を咲かせます。花びらにみえるものは色づいた萼で、やや細長く20~30枚付きます。冬には茎葉が枯れて、春に再び芽を吹くまで休眠します。花色は紅紫色や白です。白花種は花びらにふっくらとした丸みがあり、萼片の枚数は少ないです。

和風の庭園に似合い、茶花としても利用されます。園芸品種は和洋あまり制限なく幅広いシーンでマッチします。

品種

シュウメイギクとネパール原産のアネモネ・ビティフォリア〔A. vitifolia〕を掛け合わせて作られた園芸品種アネモネ・ヒブリダ〔A. ×hybrida〕も、シュウメイギクとして普及しています。栽培されているのはこちらの方が主流のような気がします。主にヨーロッパで育種されました。本来のシュウメイギクより草丈が高く1.5mほどになります。花色は白、濃~淡ピンク、紅などがあります。代表的な品種にレディ・ギルモー、モン・ローズ、プロフュージョンなどがあります。

その他の画像

関連する植物