スパティフィラム

サトイモ科 「す」からはじまる植物 観葉植物

スパティフィラム
この植物の育て方
科名
サトイモ科
学名
Spathiphyllum
別名
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原産地
熱帯アメリカ
大きさ
高さ15cm~1.5m
開花期
不定期
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

スパティフィラムの花
花の構造

熱帯アメリカにおよそ30種、東南アジアに数種が分布します。清楚ですらっとした花と光沢があるグリーンの葉のコントラストが美しく、観葉植物として親しまれています。

地際から細くてしっかりした葉の軸を伸ばして、先端のとがった長楕円形の葉を付けます。茂った葉の間を突き抜けるように花茎を長く伸ばして先端に花を咲かせます。花は表面がいぼいぼした棒状の肉穂花序(にくすいかじょ)と、それを包む花びらのような仏炎苞(ぶつえんほう)からなります。白や黄緑色に色づき、花として鑑賞している仏炎苞は葉に近いもので、花粉を出したり実を結ぶ花の本体は肉穂花序です。草丈は小型種で数10cm、大型種で1mを越します。観葉植物として親しまれているのは「メリー」「マウナ・ロア」など仏炎苞が白くて形が整って大きい園芸品種が多いです。

名前の由来

名前はギリシア語のスパッセ(spathe:仏炎苞)とフィロン(phyllon:葉)からなり、花の姿に由来します。


種類

〔〕内は学名、S.はSpathiphyllumの略

フロリブンドゥム〔S. floribundum〕 

和名オカメウチワ、コロンビア原産。草丈30cm程度に収まる小型種です。仏炎苞は長さ3cm~5cmで白色で先端が淡いグリーンで反り返ります。

コクレアリスパートゥム〔S. cochlearispathum〕

メキシコ原産、草丈1.2mの大型種。仏炎苞は緑黄色で長さ25cm前後になります。花には芳香があります。

メリー〔S. 'Merry'〕

日本で作出された中型の園芸品種です。草丈70cmほどでコンパクトにまとまり広く普及しています。 突然変異の小型種ミニメリー〔'Mini Merry'〕があります。

マウナ・ロア〔S. 'Mauna Loa'〕

草丈1mほどの園芸品種です。鉢花の他、切り花にも利用されます。

その他の画像

1.フロリブンドゥム

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