トックリラン(ノリナ)
- 科名
- リュウゼツラン科
- 学名
- Beaucarnea recurvata
(= Nolina recuravata) - 別名
- ノリナ ポニーテール
- 原産地
- メキシコ
- 大きさ
- 高さ ~10m
- 開花期
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- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
メキシコ原産の樹木で、株元がトックリ状にふくらむ様子から、この名前があります。最初は上に上にとまっすぐ伸びていきますが、生長すると下の方から新しい芽を出して、枝分かれします。本来は10mほどの高さに生長しますが、鉢植えでは2mほどにおさまります。濃緑色の細長い葉が束になってだらりと垂れ下がる姿から、ポニーテールの英名があります。葉の長さは1m~2mになります。
茎の頂点から花茎を出して白い小花をまとめて咲かせます。株が十分な大きさに生長しないと開花しないので、日本での開花例は少ないです。
日本には明治時代中期に入ってきたとされます。手のひらに乗るくらいの大きさの内から株元は丸く膨らんでおり、それはそれで愛らしい姿です。鉢植え観葉植物として扱うのが一般的です(比較的寒さにつよいからか、関西平地で人の背丈を超す大きさに育った露地植え株を見たこともあります)。てのひらサイズの小苗の時からトックリ状にふくらむので、ミニ観葉植物としても楽しめます。
露地植えのトックリラン
ランと名前が付きますがラン科の植物ではありません。細長い葉を付ける植物に「○○ラン」と呼ばれることが多々あるので(オリヅルランやヤブラン、いずれもラン科ではない)、本種もそうではないかと思います。かつてはリュウゼツラン科ノリナ属に分類されていたので、その頃の名残でノリナと呼ばれることもあります。