ヤマブキソウの育て方
ケシ科 学名:Hylomecon japonica 用途 露地植え 鉢植え 花姿がヤマブキに似て、草なのでヤマブキソウの名前がありますがヤマブキとは科も違い分類上縁はありません。地下に大きな球根(根塊)ができ、春になると芽を出して葉を伸ばします。花は径3cm~4cmで花びらは4枚、色は明るい黄色です。 |
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開花期 |
植え替え |
肥料 |
季節・日常の手入れ
春~秋が開花・成長時期で秋に地上部が枯れて冬は地中の根の状態で休眠します。季節ごとの植物にあった日当たり管理がポイントとなります。
日当たり・置き場所 ポイント
落葉樹の林床のような冬はよく日が当たり、春~秋は落葉樹の葉が展開して徐々に日陰になるような場所に自生します。
春に芽が出て花が咲く頃は充分日光に当ててますが、梅雨以降は日射しが強くなるので直射日光を避けた明るい日陰がよいでしょう。直射日光に当たると葉が黒く焼けてしまい、生育も悪くなります。
秋に地上部が枯れて休眠に入りますが、休眠時期も日の当たる場所で管理します。それがベストというわけではないでしょうが、自生の環境に合わせた方が失敗も少ないです。
春に充分に日を当てると言っても、3時間程度直射日光が当たれば充分です。ただし、この頃(芽の出る頃-開花時期)に日照不足になるとひょろひょろした草姿になってしまうので、その点だけ気をつけましょう。花と草丈のバランスのとれた株の方が見栄えも良いです。
水やり・肥料
やや湿り気味の土壌を好み乾燥を嫌います。春~秋にかけては土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えるようにします。真夏は暑さで根の吸水が落ちるのか、過湿にすると根腐れを起こすことがあります(水はけのよい適して用土を用いているとそのようなことはあまり起こらないです)。冬の休眠時期も土の表面が乾いたら水を与えるようにし、乾燥させないように気をつけましょう。
肥料は春に芽が出て開花するまでの間と秋に涼しくなってきて地上部が枯れる少し前までの期間、月2-3回を目安に液体肥料を与えます。
用土
水はけのよいことが大切です。軽石砂4:赤玉土(小粒)4:腐葉土2の割合で混ぜた土を用います。地植えもできるだけ水はけの良い場所を選びます。なにかしら庭木に落葉樹があればその下が植え付け場所としてはベストです。
植え替え・植え付け
植え替え、植え付けは春に芽が出る直前の2月が適しています。
根塊が比較的大きいので深鉢が適しています。4号鉢(直径12cm)に1株、5号鉢(直径15cm)なら3株が植え付けの目安です。
根がよく張り、鉢植えの場合油断すると鉢の中が根でいっぱいになって根詰まりを起こしてしまうので株分け・植え替えは適宜行うようにしましょう。
ふやし方
株分けとタネまきでふやすことができます。
株分けは植え替え時に行います。3~4芽で1株になるようにナイフや手で根塊を割ります。タネまきは熟したタネを採取してすぐにまくとよく芽を出します。
かかりやすい病害虫
夏に乾燥すると葉裏にハダニが付くことがあります。見つけ次第薬剤を散布して駆除します。それ以外はあまり病害虫は見られません。
まとめ
夏は直射日光を避けます
やや湿り気のある環境を好み、乾燥を嫌う
用土は水はけのよいものを用います
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