花の咲く姿がパイナップルみたいで
ユーコミス(パイナップルリリー)
科名:ユリ(キジカクシ)科学名:Eucomis原産地:中央アフリカ 南アフリカ樹高:40cm~1.5m主な開花期:7月~8月栽培難易度:
|
ユーコミス(パイナップルリリー)とは
南アフリカに10種となぜか中央アフリカに1種が分布する球根植物です。球根の種類は葉が肥大して層状に重なり合った「層状鱗茎」で春に植え付けると夏に花を咲かせます。中~大型の草花で開花時に草丈は1mを超すこともあり、葉も放射状に大きく広がります。まとめて植えると花が咲いたとき見応えがあります。
長く伸び花茎のまわりに80輪ほどの小花を密に付けます。つぼみは下から順に咲いていく種と、上から下まで一斉に咲く種があります。花茎の頂点には「苞葉」と呼ばれる葉っぱが放射状にたくさん付き、この姿から「パイナップル・リリー」の別名があります。ユーコミスも「美しい頭の毛」と言う意味で、花茎頂点の苞葉に由来します。花色は淡い黄色や緑、白、ピンク等があります。葉っぱは長さ40cm~60cmでやや幅のある帯状です。冬は葉っぱが枯れて休眠します。
種類
ウンドゥラータ(アウツムナリス)〔E. undulata = E. autumnalis〕
ユーコミスの代表種で、花茎は高さ60cmくらいになります。花色は淡い黄色で苞葉と相まって、まさにパイナップルを彷彿とさせる姿になります。ウンドゥラータは「ゆるい波状の」と言う意味で葉がゆるく波打つ姿に由来しますが、葉が波打つ種は他にもあります。
コモサ〔E. comosa〕
ユーコミスの中でもカラフルな種で、花色は白、ピンク、ごく淡い黄色などがあります。
バンデルメルウェイ〔E. vandermerwei〕
小型品種で、葉の縁は細かく波打って全体に暗紫色の斑点が入ったりと、一般的なユーコミスとは違ったユニークさがあります。花色は暗紫色です。見た目的にやや趣味性の高い粋な種。
関連するページ
ユーコミスの育て方ユリ科
球根植物