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アガパンサスの育て方

アガパンサスユリ(ヒガンバナ)科 学名:Agapanthu 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(やさしい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよいほう:0℃以上)

南アフリカに10~20種が知られる、毎年花を咲かせる多年草です。冬でも葉が枯れない常緑種と、枯れて休眠する落葉種の2タイプがあります。

非常に生育旺盛で、露地植えに向きます。
栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え替え・株分け
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント

花後の処理
花がら摘み花が終わったら、花茎の付け根から切り落としましょう。花茎を付けたままにしておくと栄養がタネを作るのにとられてしまい株の体力が落ちて疲れてしまいます。

品種を選ぶ
植える場所をあまり選ばず、植えっぱなしでもよく育つ植物です。年々株が広がり、花も毎年咲かせるので庭に一株あってもよいでしょう。ベランダなど限られたスペースで育てたい場合は草丈の低い品種が適しています。根がよく張り株も大きく広がるので法面の土留めにも利用できます。

耐寒性の強い落葉性と半耐寒性の常緑性があります。育て方に大きな違いはないですが、地域によっては半耐寒性は寒さで育てにくいこともあります。

日当たり・置き場所
日当たりの良い場所がいちばんですが、午前中いっぱい日があたれば充分育ちます。真夏の直射日光は強烈で葉が焼けることがあるので、鉢植えは明るい日陰でに置いてもよいでしょう。

寒さに強く霜で葉が枯れても根の状態で-10℃くらいまで耐えることができます。その状態で凍らせなければ大丈夫ですが、地植えで寒さが心配な場合は掘り上げて鉢植えにするか、腐葉土などを地表に厚くかぶせて根を寒さから保護します。

霜に当たって葉が枯れてあきらめる人もいますが、根の状態で冬を越し、春に芽が出てくるので心配いりません。寒さいかんに関わらず落葉性種は冬に葉が枯れることが多いです。常緑性種は霜よけを行って葉を枯らさないようにした方が春からの生育が早くよく育ちます。

水やり・肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。じめじめ過湿を嫌うので、くれぐれもやりすぎには注意しましょう。地植えにしたものは植え付けた直後以外は例外(真夏に日照りの日が続いて土がカラカラに乾くなど)を除いて水を与えなくても自然の降雨だけで充分です。根が多肉質でたっぷりと水分を含むため、乾燥には強いです。病害虫の予防のため、葉に泥が付いたときは水で軽く洗い流します。

生育が旺盛なので植え付ける際にあらかじめ土に混ぜておく肥料(元肥といいます)の他に、追肥をする必要があります。春と秋の年2回、固形の油かすや化成肥料を株元に置きます。

用土
土質は選ばずやせ地でも育ちますが、堆肥を混ぜてあげるとよく育ちます。

根の生育が旺盛で鉢中がすぐ根でいっぱいになるので、鉢植えでは大きめの鉢が必要です。2-3年でプラスチック鉢を内側から裂かんばかりに根が張ります。用土は赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用しましょう。

植え替え・植え付け
植え替えは4月~5月、9月~10月が適期です。鉢植えは鉢の底から根が出てくるようなら植え替えをしましょう。油断するとすぐ根がぱんぱんに張り、鉢から抜けなくなるので若干早めでもかまいません。株が大きくなりすぎて、それ以上鉢を大きくできない場合は株分けします。根の生育が旺盛なので植え替えは1~2年に1回行います。

地植えはほおっておいてもよく育ちますが、株が大きくなり混み合ってきたら株分けも兼ねて植え替えます。だいたい3~5年に1回程度でよいでしょう。

ふやし方
花後に花茎を切らずにほおっておくと莢(さや)ができて中にタネができます。そのタネをまいてふやすこともできますが、開花する大きさに育つまで5~6年かかります。

アガパンサスは株がよくひろがるので、株分けのほうが手軽です。作業は植え替えを兼ねて行います。一株が4~5芽になるように手で株元をしっかりと持って力を入れて分けます。株が小さいと特に刃物などを使わなくてもできると思いますが、大株やなかなか手で分けられない場合はハサミなどを利用します。あまり細かく分けないように気を付けましょう。株が小さくなりすぎるとその年や翌年の花付きが悪くなります。

かかりやすい病害虫
特にありません。

まとめ 
日当たりで育てる
水をやりすぎて過湿にしない
常緑種は冬に霜よけをすると春からよく育つ

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