ヤサシイエンゲイ

花も充分楽しめる家庭向き果樹

アンズ

アンズ
科名:バラ科
学名:Prunus armeniaca
原産地:中国東北部
別名:アプリコット 杏《漢字表記》
樹高:3m-5m
主な開花期:3月-4月
主な収穫時期:6月中旬-7月中旬
栽培難易度:バー バー バー バー バー(育てやすい)

くわしい育て方

由来・来歴

アンズの花(ピンク)
アンズの花(ピンク)
アンズの花(白)
アンズの花(白)

バラ科サクラ属の落葉樹で中国華北地方がふるさとです。主に果樹として扱われますが春に咲く花も美しい。日本への来歴ははっきりしませんが、平安時代にはタネが薬用として利用されていたようです。果樹の品種としては、朝鮮半島経由で日本に伝わった「東亜系」と中央アジア・ヨーロッパ方面に伝わった「欧州系」の2つに大きく分けられます。東亜系はウメに近く果実は酸味が強く、主に加工向きです。一方、欧州系は甘みが強くそのまま生で食べられる他、加工用にも適します。固い殻を覆ったタネの中にはしずく型の白くて平べったい核がありますが、その部分を粉にした「杏仁霜(きょうにんそう)」は杏仁豆腐の風味付けに用いられます。

姿・形

樹高5m-8mになる高木です(家庭果樹としては枝を切ったりして3m程度におさめる)。葉は長さ7-8cmのだ円形で先端がとがり、縁には細かいギザギザが入ります。3月-4月、葉が出るより先に花を咲かせます。花色は淡い紅色で花びらは5枚、なんとなくウメに似た姿です。約2ヶ月後、直径4-5cmの果実を付けます。熟すと果実は橙黄色になり、果汁をたっぷり含んで、みずみずしくなります。果実だけでなく美しい花も目で楽しみたい果樹です。

品種

食味が良くて比較的育てやすい、家庭果樹向きの品種

信州大実(しんしゅうおおみ)
晩生の東亜系品種、豊産性で実付きがよい。果実の収穫時期は6月下旬から7月中旬。香りが強くて甘みを感じる。実が大きい。

山形3号(やまがたさんごう)
早生の東亜系品種、豊産性。果実の大きさは中くらい。果実の収穫時期は6月中旬から7月上旬。花粉がたっぷり出るので、受粉用としても良い。

ゴールドコット
晩生の欧州系品種。豊産性で果実の大きさは中くらい。実が裂けにくい。酸味が少なく甘みが強い。

ハーコット
晩生の欧州系品種。豊産性で果実の大きさは中くらい。 実が裂けにくい。

平和(へいわ)
早生の東亜系品種。酸味が強めでジャムなど加工用向き。花が大きい。

関連するページ
バラ科の植物
花木・庭木・果樹