ヤサシイエンゲイ

エニシダの育て方

エニシダマメ科 学名:Cytisus scoparius 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ふつう)

細い緑色の枝が弓なりにしなり、初夏に蝶型の黄色い花をびっしりと咲かせます。どちらかというと洋風の庭にマッチします。鉢植えに向く草丈の低い品種もあります

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え付け
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剪定
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント
花後に豆鞘(実)ができて夏に黒く熟します。そのままにしておくと木の栄養が取られて生長が弱くなります。次々とたくさんできるので面倒ですが、必要ないならすべて取り除くようにしましょう。

放任でもよく枝を出して花を付けますので、若木のうちは剪定の必要はありません。年数を経て枝数が多くなった株は混み合っている部分の枝を付け根、もしくは枝分かれしている箇所から切り取り全体をすっきりとさせる「間引き剪定」を行います。太い枝を切り落とした場合は切り口に癒合材を塗って雑菌や水分が侵入しないようにしましょう。剪定の時期は花の咲いた直後が適しています。なぜなら翌年咲く花は7月下旬にはすでに枝の中で形成されているからです。それ以降の剪定は花芽ごと枝を切り落とすことになり、花数が減るおそれがあります。

また、それとは別に3月頃に長く伸びすぎたや枯れた枝を枝の付け根から切り取ります。古い枝を切ることにより、新しい枝や若い枝の成長を促すことができます。幹の途中から不定芽と呼ばれる弱々しい枝が出ることがあります。見つけ次第付け根から取り除きましょう。

ココ古枝は付け根から切り取る

3年以上生長した古枝は枝の途中で切ってしまうと枯れ込んでしまうので必ず付け根から切り取ります。今年伸びた新しい枝や昨年伸びた若い枝であれば枝の途中から切り取っても芽を吹きます。

日当たり・置き場所
日当たりの良い場所で育てると生長もよく、花もたくさん咲きます。逆に言うと日当たりの良いことが絶対条件です。やや寒さや寒風に弱く植栽は東北地方より南が適当です。

水やり・肥料
地植えのものは一度根付いてしまえば水やりをする必要はありません。鉢植えのものは開花時期と花芽形成時期の夏はたっぷりと、それ以外の時期は土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。冬は休眠期で生長しませんので乾かし気味に。

肥料は冬に油かすを株元に少量施す程度でそれ以上必要ありません。鉢植えのものは冬と花後の年2回、ゆっくりと効くタイプの化成肥料を少量施します。

用土
水はけの良い土であれば特に選びません。

植え替え・植え付け
もともと暖かい地方の植物ですので、植え付けは春暖かくなってから行います。日当たりと水はけの良い場所であれば特に問題なく育ちます。一度根付くと冬の寒さにも耐えますが寒風の直接当たるような場所はあまり好ましくありません。 細かい枝がよく茂る割には幹が細いので植え付け後は倒れないように支柱を立ててあげましょう。

地に下ろしたものを掘り上げて鉢植えにしたり他の場所に移しても根付きにくいので、地植えにする場合はスペースや場所をよく考えてから行いましょう。

ココ根が粗い

エニシダの根は粗く強い風などが吹いて地上部が激しく揺れるとにごぼっと株元がえぐられて倒れることがあります。掘り上げて他の場所に移してもほとんど根付かないのも根が粗いからです。

ふやし方
タネまきでふやすのが簡単です。10月頃にタネを採取して保存しておき、翌3月にまきます。順調に発芽、生長するとその年の秋には草丈50~60cmまで育ちます。花が咲くのはタネをまいて3年目くらいです。

土壌の病原菌や、水はけの悪い環境下で突然枯れてしまうことがありますので苗を作っておくのも良いでしょう。ただし、エニシダは連作を嫌い同じ場所(一度エニシダを植えた場所)に続けて植えてもよく育たないので、「枯れたことを考えての予備」という風にはいかないかもしれません。

かかりやすい病害虫
病気や害虫の心配はほとんどありませんが初夏にコガネムシが発生することがあります。コガネムシは葉を食害するので、見つけ次第駆除しましょう。

まとめ 
あまり剪定の必要はありません
日当たりの良い場所を好みます
豆鞘(実)は木の栄養が取られる元となるのでこまめに取り除きます

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