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魅惑の青花

ブルーデージー

ブルーデージー
科名:キク科
学名:Felicia
別名:ルリヒナギク
原産地:熱帯・南アフリカ
草丈:20cm-60cm
開花期:4月~6月/9月~10月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

〔〕内は学名、F.はFeliciaの略

ブルーデージーとは

花ブルーデージーの仲間、キク科フェリシア属は熱帯~南アフリカにおよそ80種類が分布します。その中でも、ブルーデージーというとフェリシア・アメロイデス〔F. amelloides〕と言う種を指すのが一般的ですが、別種のフェリシア・アモエナ〔F. amoena〕も同じように出回っています。南アフリカからイギリスに導入されてヨーロッパで広がり、後になって日本に入ってきました。属名のフェリシアはラテン語のフェリック(felix:幸運な)に由来するとか、人名に由来するとか諸説ありはっきりしません。

名前の通りデージーに似たすっきりした青色の花を咲かせます。中心の部分(管状花)が黄色くなり、花びら(舌状花)とのコントラストも非常によいです。ちなみにテージーとは属が違い近い仲間ではありません。

冬や夏を越して毎年花を咲かせます。かわいらしい鉢植えや苗で出回ることが多いですが、本来は丈が1m近くになって大きく茂る、常緑性の低木です。白花種や葉っぱに縁取りができる斑入り種、ライムグリーンの葉が爽やかな園芸品種なども出回ります。

主な開花期は春で、夏を越すと秋にもちらほら咲きます。高温多湿が苦手なので、置き場所を移動できるコンテナや鉢植えで育てることが多いです。毎年咲かせるためには、夏の暑さや梅雨の多湿を避けることがポイントです。

同じ仲間のヘテロフィラ〔F. heterophylla = Charieis heterophylla〕は属名でもある「フェリシア」の名前でタネや苗が出回ります。ヘテロフィラは一年草で、秋にタネをまくと春に花が咲き、その後枯れます。

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