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インパチェンスの育て方

インパチェンスインパチェンス科 学名:Impatiens 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(よわい)

日本でも古くから親しまれているホウセンカも同じ仲間ですが、通常インパチェンスと呼ばれているのは、アフリカ東部(タンザニア、モザンビークなど)原産のアフリカホウセンカとその園芸品種です。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
          バー バー バー バー バー  
タネまき
      バー バー              
苗植え付け
        バー バー バー          
肥料
      バー バー バー バー      

季節・日常の手入れ ポイント
高温多湿が好きな植物で、気温25℃前後、湿度が80%-90%の環境でよく育ちます。

生育旺盛な成長期は絶え間なく花を咲かせますので、花がら摘みをおこないます。そうすると長期間元気に花を咲かせ続けます。花のシーズンは夏~秋が基本ですが、気温が15℃以上あれば花をさかせるので温室などでは季節に関係なく開花します。

梅雨前から花を楽しんでいた株は夏の終わりになると茎が伸びて姿が乱れます。茎を半分くらいの高さに切り戻すとワキから芽が出てきて茎が伸び、姿が整います。

日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。また、耐陰性があり、日射しが十分確保できない(直接日が当たらない)明るい日陰でもよく育つ草花です。暗い日陰では日照不足で花が咲かず、室内の鉢花としては不向きです。

「明るい日陰でも充分育つ」だけで日当たりの良い場所のほうが花付きは格段によいです。日当たりの良い場所があれば、そこで育てるに越したことはありません。ただし、真夏の直射日光はインパチェンスには強すぎて、葉が黄ばんで色あせたり、生育が悪くなることがあるので真夏だけは明るい日陰に避難させます。花壇に植える場合は、夏の日射し考えて適した場所に植えましょう。

寒さに弱く、気温が5℃を切ると枯れてしまいます。一年草として扱うのが一般的ですが、元来は毎年花をさかせる多年草で、乾燥気味に管理し気温を保てば冬越しは可能です。

水やり・肥料
やや湿り気のある土壌を好み、強い乾燥が苦手です。土の表面が乾いたてきたらたっぷりと水を与えます。鉢植えや底の浅いコンテナだと真夏は乾きやすいので表面に腐葉土を敷いて蒸発を抑えたり、置き場所に工夫します。

肥料はさほどたくさん必要としません。植え付ける際にあらかじめゆっくり効くタイプのものを土に混ぜ込んでおけば、後は秋まで月1-2回程度、液体肥料を与える程度で充分です。肥料が多い葉が茂り株は大きく育ちますが、花付きは悪くなります。

用土
沃な土を好みます。赤玉土(小粒)6:腐葉土3:堆肥1の割合で混ぜた土や草花用の培養土を用います。

植え替え・植え付け
一年草になので一度植え付けてしまえば植え替える必要はありませんが、鉢の中が根でぱんぱんになってしまったら一回り大きな鉢に植え替えます。苗の植え付けは霜の心配がなくなる5月以降におこないます。

ふやし方
タネまきでふやすことができます。

タネをまく場合は細かいので平鉢などにまき、芽が出て大きくなってきたら移植します。 好光性(発芽するのに光が必要な性質)なので、まいたあとは軽く押さえるだけにするか、土をかぶせる場合はタネが隠れる程度のごく薄くにとどめます。

水は上からやるとタネが流れてしまいますので鉢底に受け皿を敷いてそこに水を入れて鉢底から水を吸わせます(この方法を「腰水」といいます) 。芽が出てきたら水切れに注意しつつ、できるだけ日当たりのよい場所で育てるようにしましょう。発芽直後に日照不足になると胚軸(双葉の軸部分)が伸びてひょろよろしたかんじの芽になってしまいます。

また、さし芽も可能です。気温の高い5月-7月頃にまだ花をつけていない若い茎をとって土に挿しておくと根が出て来ます。花の付いている茎を挿しても根が出ますが枝分かれしません。

かかりやすい病害虫
アブラムシとハダニが見られます。

アブラムシはつぼみや新芽、茎に発生して吸汁して植物を弱らせます。ハダニは高温乾燥期に発生しやすい小さな虫で、主に葉の裏に付き吸汁して植物を弱らせ、被害がひどい時は枯らしてしまいます。どちらも薬剤を散布して駆除しますが、ハダニは葉にたっぷり水をかけて湿度を保つことである程度発生を予防できます。

まとめ 
日光を好むが日陰でもある程度育つ
乾燥に弱い、水切れに注意
真夏は直射日光を避ける

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