ヤサシイエンゲイ

ユニークな花姿の山野草

イカリソウ

イカリソウ
科名:メギ科
学名:Epimedium
別名:錨草(漢字表記)
原産地:東アジア 北アフリカ 南ヨーロッパ
草丈:20cm~50cm
主な開花期:3月-5月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

〔〕内は学名、E.はEpimediumの略

イカリソウとは

イカリソウの仲間は東アジアを中心として、北アフリカや南ヨーロッパの温帯に約20種が分布します。4枚の花びらそれぞれの先端がツノのように反り返ってとがり、その姿を船の錨に見立てこの名前があります(とがった部分は距-きょ-と呼ばれます)。萼も花びらのように色づくものが多いです。

春を代表する山野草の一つとして古くから日本人に愛され、茶花や鉢花として親しまれてきました。日本には6種が自生しますが、違う種同士が自然に掛け合わさったり、地域によって個体差や変種など微妙な違いがあって、分類や種の特定が難しい植物でもあります。

春に芽を出して開花し、晩秋に茎葉が枯れて冬は地下茎の状態で越します。在来種は小降りで可愛らしく大人しめの色彩で趣があります。外国種の中には花色が鮮やかで在来種とはまた違った美しさを見せてくれるものもあります。

種類

在来種(国内種)

イカリソウ(錨草)〔E. grandiflorum〕
うっすらとした山野の木陰に自生します。花色は淡紫、紫、白など。

トキワイカリソウ(常磐錨草)〔E. grandiflorum subs. sempervirens〕
北陸から山陰にかけて分布します。花は白、紅紫色。

キバナノイカリソウ(黄花錨草)〔E. grandiflorum subs. koreanum〕
イカリソウの変種で淡い黄色の花を咲かせます。北海道や北陸や東北の日本海側に自生します。中国や朝鮮半島にも分布します。

バイカイカリソウ(梅花錨草)〔E. diphyllum〕
中国、四国、九州に自生します。花びらの先端がとがらず萼が花びらのようになります。花は径1cmほどと小さく、形が梅の花に似ているところからこの名前があります。花色は白です。

外国種

ホザキノイカリソウ〔E. sagittatum〕
中国原産で、日本には江戸時代に入ってきました。乾燥させたものは薬草になり、精力剤として用います。名前の通り、小さな花が穂状にたくさん咲きます。萼が白で、花びらは黄褐色です。

アルピナム〔E. alpinum〕
ヨーロッパ原産、鮮やかな紅色の萼と黄色い花びらをもちます。花びらは萼にすっぽりと収まっています。

ルブルム〔E. × rubrum〕
赤色の萼を付ける交雑種です。

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