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カタセタム(カタセツム)の育て方

カタセタム・ピレアツムラン科 学名:Catasetum 用途 鉢植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい:10℃以上)

中南米におよそ70種類が分布するランの仲間です。ランの中では珍しく雄花と雌花をがあります。乾期(日本では主に冬)になると、葉を落として休眠に入ります。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
主に冬から春
植え替え
    バー バー                
肥料
    バー バー バー バー バー バー      

■春~初夏(生長期初期)

昨年のバルブの付け根あたりから、新芽が出てきます。株の大きさによって新芽は複数出ることもあります。この頃に室内から戸外に出します

■夏~秋(生長期)

ぐんぐん葉っぱを伸ばして生長します。葉っぱが頂点まで出ると、今度はバルブが太り始めます。そして気温の低下とともに落葉します。種や個体によって差はありますが、秋に葉が落ち始め冬にはすべて落葉するものが多いです。この時期の水や肥料、日射しでバルブの大きさ、延いては花つきが決まります。落葉を始めた株は、室内に取り込む準備をしましょう。

■冬~春(休眠期)

今年で来たバルブの下から花茎を伸ばして花を咲かせます。低温下ではゆっくりゆっきり花茎が生長し、数ヶ月後に花を咲かせます。生長期に蓄えられたバルブの栄養で生長するので、肥料は必要ありません。花芽は極端に乾燥しないように気をつけます。

季節・日常の手入れ
トゲが残る夏の乾燥期にハダニが発生しやすいので、霧吹きで水をかけるなどして予防しましょう。カタセタムに限らず、葉の厚みが薄くて面積の大きなランは、ハダニが付きやすいです。

葉が落ちた後、バルブの基部にトゲのような突起が残ることがあります。さわると結構痛いのでハサミなどでトゲの部分を切り取っておきます 。

日当たり・置き場所
日光を好みますが直射日光は葉焼けの原因になるので、生育期間は明るい日陰で栽培します。春から秋にかけては風通しのよい木陰などで育てるのが理想的です。鉢を木の枝などに吊しておくとさらに風通しがよくなります。

葉っぱのない休眠期はさほど場所をとらないのですが、生育期は大きな葉をめいっぱい横に広げるので、それなりに場所をとります。風通しをよくするためにも、新芽が出はじめたら十分スペースをとることをおすすめします。

冬は休眠にはいるとはいえ、寒さに弱いので10℃以上の気温が必要です。寒くなってきたら室内に取り込みましょう。葉っぱが大きいので生長期は場所をとりますが、冬は落葉してかなりコンパクトになります。

水やり・肥料 ポイント
原産地では雨季に生育し乾季に休眠する生育サイクルをとります。春から秋の生育期には植え込み材料が乾いてきたらたっぷりと与えましょう。だんだんと葉が枯れて来たら水やりを徐々に少なくして、落葉後は一切水を与えません。休眠期に水やりを続けると株が腐ることがあります。花茎が伸びてくるようであれば冬期にも回数をごく少なくして水やりを行います。新芽に水がたまると腐ることがあるので、新芽に水がたまった場合ティッシュなどで吸い取ります。

新芽が伸びてきたら秋まで薄めの液体肥料を月に2~3回水やり代わりに与えましょう。同時に春~初夏にかけて2回ほど固形の肥料を株元に置きます。生育期間は充分な肥料を与えて秋までに充実した株に育てましょう 。

用土
水ゴケを使います。

植え替え・植え付け
植え替えは休眠から生育期に移る頃に行います。時期的には3~4月頃。傷んだ水ゴケや根をていねいに取り除いて新しい水ゴケで植え替えます。タイミングとしては本年出てくる新芽(バルブ)が鉢外にはみ出しそうなら、行うと良いでしょう。もし、手間でないなら毎年新しい水ゴケで植え替えても良いです。

ふやし方
大株になったものは株分けでふやすことができます。適期は3~4月。

かかりやすい病害虫
害虫 ハダニ

ハダニは乾燥した環境で発生しやすく、主に葉につきます。乾燥する時期には葉に霧吹きなどで水をかけると予防することができます。もし発生したら殺ダニ剤で早めに駆除しましょう。ハダニが付くと葉が白っぽくなりツヤがなくなります。

まとめ 
生育期間は明るい日陰で育てます
落葉している休眠中は水を断ちます
耐寒温度は10℃以上、できれば13℃

 

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