北アメリカ東南部、湿り気のある森林に自生するつる性の花木です。本来は常緑ですが日本では寒さで葉が落ちることもあり、半常緑として扱います。 非常に生育旺盛でつるは10mほどに伸び、巻きひげを出して他のものにからみついたり、つる同士がお互いに絡み合ったり茎にある吸着根で壁などにくっついてよじ登っていきます。その特性を活かして棚仕立てや壁面緑化に利用されます。 花はラッパ型で外側が赤褐色、内側が暗めの黄色でカレーのような香りがあります。その花色と香りがカレーを連想させるところから「カレーバイン(バインは’つる’の意)」と呼ばれます。和名はラッパ型の花がぶら下がるように咲くところから「ツリガネカズラ」と言います。花付きの非常によい木で満開時はつるにびっしりと花が咲き、大株のものは壮観。
■寒さにやや弱いが性質は強い 寒さにやや弱いですが、性質自体は強健で0℃以上の気温があれば葉は落ちることはありますが枯れることはありません。また慣れれば少々の霜にも耐え、関東中部以西なら地植えで育てられます。ただしつるがよく伸びて年々株が大きくなっていきますのでスペースに問題がある場合地植えには注意が必要です。鉢植えのものは寒風を避け、日のよく当たるベランダなどで育てます。 ■極端な乾燥は避ける やや乾燥を嫌い湿り気のある土壌を好みますが、じめじめした水はけの悪い環境ではよく育ちません。夏は極端に乾燥させないようにしましょう。 ■日当たりを好む 日当たりの良い環境を好みます。半日陰くらいまでならよく育ちますが日陰では生育が悪いです。 ■切り戻しについて 花後、不要に長く伸びたつるや混み合った部分のつるを間引くように1/3〜半分くらいに切り詰めます。夏には翌年の花芽が枝の中に作られるので、それ以降は必要がないなら(枝が混みすぎたり長くなりすぎた場合を除き)あまり枝を切らない方がよい。 ■肥料 地植えにものはほとんど肥料を与えなくても生育や花付きに影響しません。逆にやせ地の方がよく育ち花付きも良い傾向があるようです。鉢植えのものは生長をみながら適適宜肥料を与えます。ただし、窒素分が多いとあまり生育に良くないので気をつけましょう。 ■植え替え 鉢植えのものは1年に1回、花後に不要な枝を切り詰めるのと同時に植え替えます。地植えのものは植え替えの必要はありません。 ■ふやし方 さし木でふやすことができます。適期は花後の6月です。 ■仕立て方 巻きひげと吸着根でいろいろなものにからみついていくので棚にしたりアーチやフェンス、ポールに絡ませて仕立てます。石垣の上などから下に向かって垂らすなどの方法もあります。鉢植えは基本的にあんどん仕立てにします。 ’ツ’からはじまる植物 ノウゼンカズラ科 花木・庭木 つるが伸びる植物 |
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