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カリン バラ科 概要・画像
概要

春に淡紅色の花を咲かせて、長さ10cm〜15cmの果実を付けます。果実は秋に黄色く熟して芳香を放ちます。果実は生食できないが、蜂蜜付やカリン酒として利用されます。

ポイント

1害虫がややつきやすいので、薬剤散布で予防を
2花芽は短くて充実した枝の先端に付く
3肥料は2月と8月の年2回

栽培難易度
普通
耐暑性
強い
耐寒性
強い
生育適温
使用用途
庭植え 家庭果樹 鉢植え
原産
分類
別名
中国
落葉性小高木
カラナシ カリントウ アンランジュ キイボケ
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花の咲く時期
果実熟期
 
花芽形成期

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剪定
   
植え付け
   
肥料


病気 赤星病 黒星病 害虫 アブラムシ シンクイムシ テッポウムシ
 アブラムシは新芽の茎などに付き植物の汁を吸う害虫で、シンクイムシは果実の中に潜り込んだり新芽の先端を食害する害虫です。また、テッポウムシは幹や枝に潜り込んで内部を食い荒らします。
 性質は丈夫ですが、案外病気や害虫の被害を受けやすい面もあります。特に被害の出やすい春〜秋にかけては予防として定期的に薬剤を散布すると効果的です。また、果実の食害を防止するためには袋がけを行うとよいでしょう。

カリンは上にまっすぐ長く伸びる枝(立ち枝)が出やすい性質があります。そして、そのような長く伸びた枝には花芽を付けず、枝の基部に近い部分から出る短くてしっかりした枝(短枝)の先端に花芽を付けます。ですから、花付きを良くするためには、長い枝を切り詰めて短枝をたくさんつくることがひとつのポイントとなります。 
 長く伸びた枝は1/3ほどに切り詰めます。そうすると上の方の芽は長く伸びる枝になりますが、下の方の芽は花の付きやすい短枝になります。不要な枝は付け根から切り落としてしまってもかまいません。年々樹が大きくなりますので、場所の関係上小さくしたい場合は思い切って切り詰めますが、あまり切り詰めすぎると花芽の付いた短枝ごと枝を落としてしまうことになるので気をつけましょう。
 ただし、毎年全体の枝をばっさりと短く切り詰める様な剪定をすると樹の体力不足で果実が付かなくなることがあるようです。剪定の適期は落葉時期の12月〜2月です。案外春早くから芽が活動するので2月の最初頃には剪定の作業を終わらせておいた方がよいでしょう。
樹が大きくなると自然と実付きが良くなりますが、2〜3本まとめて植えた方が実付きはよいです。また子房の大きな花ほど実が大きくなりやすいので、鉢植えなど手の届く範囲ならば、別の花の花粉を子房が大きな花へ付けてあげてもよいでしょう。
木が若いうちはぐんぐん枝を伸ばして大きくなりますので、鉢植えの場合は好みの高さになったら幹の先端を切り落としてそれ以上大きくならない様にし(芯止め)、枝を横に張らせる様にしてもよいでしょう。
 果実の収穫に特化するのであれば、ブドウの様に棚仕立てにすることもできるようです。果実が手の届く範囲にできるので収穫しやすいということでしょう。(それ以外にも鉢植えや盆栽風に仕立てるなど色々と仕立て方はありますが、ここでは花付き(実付き)をよくするための基本の剪定を紹介するにとどめておきました。)

 日当たりが悪いと花付きが悪くなりますので、できるだけよく日の当たる場所で育てましょう。風通しが悪くなると病害虫が発生しやすいので、庭に植える場合は他の樹と少し離して独立した感じて植えた方がよいです。冷涼な気候を好み寒さに強く、暑さにも強い樹木です。

 2月と8月の年2回、油かすに骨粉を2〜3割混ぜたものか化成肥料を株元から少し離れた場所に施します。窒素分が多いと枝葉が弱々しくなりがちなので、リンとカリを主体としたものを与えます。

 水はけがよく堆肥などのたっぷり入った肥沃な土を好みやや乾燥を嫌いますが、適応力は高くあまり土質を選ばすに育ちます。乾燥がひどい土壌では果肉が変色するなど生理障害を起こすことがあります。
 鉢植えにする場合は赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を用います。

 植え付けの適期は晩秋(11月〜12月)と早春(2月〜3月上旬)が適期です。晩秋に植えたほうが翌春の生育がよいとされています。植え付ける場所には堆肥などの腐植質をたっぷりと混ぜ込んでおきます。

 タネから育てた苗を台木として接ぎ木でふやすのが一般的です。
 タネから育てる場合は、実が付く大きさの木になるまで7〜8年かかります。


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