ヤサシイエンゲイ

ゲッカビジン(月下美人)の育て方

ゲッカビジンサボテン科 学名:Epiphyllum oxypetalum 用途 鉢植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(よわい:8℃~10℃)

メキシコを中心とした中南米に分布するサボテンの1種です。主に高温多湿のうす暗いジャングル内に自生し、樹木の幹などに根を張り付かせて葉を下向きにだらりと垂れ下がらせています

栽培カレンダー
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開花期
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植え付け
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肥料
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主な生育期は気温が充分上がる5月~9月です。肥料や植え替え、さし木などの作業は生育期に行います。

季節・日常の手入れ
株元から「シュート」と呼ばれる棒状の茎が勢いよく伸びます。ほおっておくとどんどん高くなるので、高さを抑えるためにシュートが60cm-1.5mに伸びた頃(鉢の大きさにより適宜調整)先端を指で摘みます。生長点は先端のわずかな場所なので、爪の先できりとるくらいで充分です。高さがちぐはぐになると草姿が悪くなるので、シュートは同じ高さにそろえるようにします。シュートは付け根から切り落としてしまうと株の芽を出す力が衰えるので、古くなったものも残しておきます。

黄色くなった葉は枯れる前に切り取ってしまいます。

日当たり・置き場所 ポイント  
生育期(5月~9月)は屋外で育てます。基本的に日当たりの良い環境で良く育ちます。日照不足になると充分生育できず、花付きも悪くなるので気をつけます。ただし、あまり強い日射しに当てると葉が黄ばんだり、焼けてしまうので、真夏は直射日光を避け明るい日陰に置きます。

寒さに弱いので冬は室内の日当たりがよい場所に置きます。安全に冬越しするにはは8~10℃が無難で、5℃以下では低温による株の傷みが見られます。デッドライン(凍死)はおよそ2℃です。

水やり・肥料 ポイント
サボテンの仲間と言っても水を好みます。生育期は土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。冬は水やりの回数を減らし、用土が軽く湿る程度の水やりを月2~3回行います。ある程度の乾燥にも耐えますが、極端に乾かすと生育が衰えるので注意しましょう。冬でも10℃以上の気温が保てる場合は休眠せずに生長するので生育期と同じように水やりをします。

肥料はゆっくり効く化成肥料を株元に月1回施して、同時に2週間に1回液体肥料を与えます。肥料は生育期の春~秋まで欠かさず続け、冬はストップします。生育期は旺盛に生長するとともに肥料をたくさんほしがるので、切らさないようにしましょう。

用土
水はけと水もちの良い用土が適しています。赤玉土(大粒)6:腐葉土4。

植え替え・植え付け
植え替えは生育期(ただし真夏は除く)に行います。鉢から抜いた株は土を軽く落として根を1/3ほどに切り詰めて新しい用土で植えます。株元が土中に深く埋まらないように浅めに植えます。茎は直立せずにななめ横に広がってしまうので、アサガオなどによく利用するあんどん支柱を立てて広がらないようにします。

ふやし方
さし木でふやすことができます。生育期ならいつでも可能ですが、最も適しているのは夏です。
葉を15cm~30cmの長さにカットして日陰で1週間ほど乾燥させます。乾いた赤玉土(大粒)を入れた鉢にカットした葉を数枚束ねて浅く挿します。風通しの良い明るい日陰に置き、1週間後から水やりをはじめます。切り口を充分に乾燥させないと腐りやすいので気をつけましょう。また、葉をカットする際はナイフなどを用いてすぱっと切ります。はさみで切ると細胞がつぶれて根が出にくくなります。

挿してから1ヶ月ほどで根が出てきます。根がある程度の長さに生長したら鉢に植え替えます。さし木してから3年くらいで花を付ける株になります。

かかりやすい病害虫
ハダニとアブラムシの被害が見られます。

ハダニは葉について吸汁します。見つけ次第古歯ブラシなどで植物を傷つけないようにこすり落とします。アブラムシは主につぼみについて吸汁します。薬剤を散布して駆除しましょう。

まとめ 
冬越しの温度は8℃~10℃
水やりたっぷりと、強い乾燥は避ける
生育期は充分に肥料を与える

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サボテン科