ギンヨウアカシアの育て方

強風に気をつけます

マメ科 「キ」からはじまる植物 花木・庭木・果樹

ギンヨウアカシア
この植物の解説

育て方はこのページの下

科名
マメ科
学名
Acacia baileyana
用途など
地植え
開花期
3月~4月
大きさ
高さ4m~10m
耐寒性
ふつう
難易度
★★★☆☆(ふつう)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え付け 3月~4月 / 11月
剪定 4月下~7月上
肥料 4月~5月

日常の手入れ

苗木の樹形作り

苗木から育てる場合は、まず枝数を増やして整った樹形を作ることが当面の目標となります。

1年目は幹から出ている枝を10~20cmの長さになるように先を切り落とします 。

2年目は昨年切った枝から新たな枝が何本も出ているはずですので、その新しく伸びた枝を1年目同様に切ります。

3年目以降は長く伸びた枝や太い枝、混み合った部分の枝を切りつめていきます。また、高さを抑えたい場合は希望の高さになった時点で幹の先端を切り詰めます。強風による倒伏を防ぐためにも、長く伸びた枝を切り詰めるのは特に大切な作業です。

8月~9月に花芽が作られるので、剪定は花後~7月くらいまでには済ませてしまいます。

強風対策

生長が早く、強い風が吹くとまだ幹の細い苗木や、長く伸びた枝が折れてしまうことがあります。苗木は植え付けるときに必ず支柱を立てるようにし、長く伸びた枝は短く切り詰めて倒伏しないようにしましょう。

日当たり・置き場所

日当たり、水はけが良く強い風の当たらない場所が適しています。寒さにあまり強くないので寒風に当てないようにしましょう。

北関東より西の地域、主に暖地では地植えで育てることができます。寒冷地での露地植えには不向きです。


水やりと肥料

地植えのものは一度根付いてしまうと、水やりを行う必要はありません。鉢植えのものは土の表面が乾いたら水を与えます。夏は非常に乾きやすいのでたっぷりと水を与えましょう。

年1回、4月~5月にゆっくりと効くタイプの化成肥料や油粕を株元に施します。生長に大切なチッソ分を自らの体内で作ることができるので、肥料はさほどたくさん必要としません。

適した土

やせ地でもよく育ち、あまり土質は選びません。

ふやし方

タネからふやすことができます。タネは種皮を傷つけるか、熱湯で15分ほど煮た後にまくのだそうですが、詳細は不明です。

かかりやすい病害虫

あまり発生しませんが、葉を食害する害虫が出ることがありますので見つけ次第駆除します。

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