中国原産の常緑性の樹木で秋に小さなオレンジ色の小花をかたまって咲かせます。キンモクセイの一番の特長は花の放つ心地よい芳香で、日本人には最も馴染みの深い花の香りのひとつではないかと思います。 葉は楕円形で先っちょが少しとんがっており、ややぶ厚く革のような質感があります。草丈は3〜6mで、自然な樹形のもの以外にも円筒形に刈り込まれたものなどもよく見ます。 キンモクセイを含むモクセイの仲間にはその他にも白い花を咲かせるギンモクセイなどがありますが、芳香はキンモクセイが最も強いです。ギンモクセイは17世紀後半に日本に渡来したといわれていますが、キンモクセイの来歴はっきりせず、明治時代に渡来したとか九州に自生するウスギモクセイ(ギンモクセイの変種)から生まれたという説などがあります。その他にも葉のフチにトゲ状のギザギザが入るヒイラギモクセイ(ヒイラギとモクセイの雑種といわれています)や葉に斑が入るもの、四季咲き性の園芸品種があります。ちなみに雌雄異株の花木で日本に植えられているものはほとんど雄株なので、果実を見る機会はありません。 中国では雅な花という意味の「桂花」とも呼ばれており、花を砂糖漬けにした「桂花糖」は食材・調味料としてお粥に入れたり、お菓子の香りづけなどに利用されているようです。また、キンモクセイの花をつけ込んで熟成させた「桂花陳酒」などのお酒は日本でも比較的普及していると思います。
2.葉っぱ 光沢がありやや厚手で縁にぎざぎざがある 3.幹 4.きれいに刈り込まれたキンモクセイ。いろいろな形に仕立てることができます ’キ’からはじまる植物 花木・庭木・果樹 モクセイ科 花の香りも楽しめる植物 |
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