光沢のある葉と鮮やかな花

クロッサンドラとは

キツネノマゴ科 「く」からはじまる植物

クロッサンドラ
この植物の育て方
科名
キツネノマゴ科
学名
Crossandra
別名
ヘリトリオシベ ジョウゴバナ
原産地
熱帯アフリカ~インド
大きさ
15cm~80cm
開花期
6月~10月
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

〔〕内は学名 C.はcrossandraの略

クロッサンドラは熱帯アフリカ~マダガスカル~インドにかけて約50種が分布する低木、もしくは毎年育つ多年草で、その中の数種が観賞用に栽培されています。

よく栽培されているのはインド原産のインフンディブリフォルミス種〔C.infundibuliformis〕です。日本には大正初期に渡来、いくつかの園芸品種も知られます。葉の付け根から花茎を伸ばし、その先端にウロコが重なったようなさや状の「花序」を付け、朱橙色の花を咲かせます。日本での主な開花期は初夏-秋です。しかし、10℃以上気温があれば季節に関係なく花を咲かせ、温室では周年花を見ることができます。

他に黄色や赤色の花を咲かせる品種もあります。本種は変異が多く、個体により花付きなどの性質に差があります。花が大きめのスーパーキャンドルという品種が苗や鉢花で広く出回ります。

名前の由来

クロッサンドラとはギリシャ語のクロッソス(房飾り)とアネラ(雄)の2語から成り「房飾りのある雄しべ」と言う意味で、雄しべの葯の姿に由来します。ヘリトリオシベと言う別名もそこから来ているのでしょう。

種小名のインフンディブリフォルミスは「ろうと形の」の意味で花のかたちから来ています。また、別名のジョウゴバナも同じ理由です。


他の種類

プンゲンス〔C.pungens〕

熱帯アフリカ原産。花は橙黄色、葉が濃緑色で葉脈の部分が銀白色になります。

フラーバ〔C.flava〕

熱帯アフリカ原産の小型種。草丈は20cm前後で花は鮮やかな黄色、主に冬から春に開花する。

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