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クジャクサボテンの育て方

クジャクサボテンサボテン科 学名:Epiphyllum Hybrid 用途 鉢植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい:5℃以上)

主に雨の少ない山岳地帯や高原の草原や林内に自生する、森林性サボテンと呼ばれるグループに入れられます。花を楽しむいわゆる「花サボテン」で鉢植えで栽培するのが一般的です

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え替え
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント
摘心葉はほおっておとくと、どんどん長さが伸びて倒れやすくなる上に栄養がとられて花が咲きにくくなってしまいます。中型の品種なら60cm、大型の品種でも1mくらいに伸びたら葉の先を切ってしまいそれ以上伸びないようにしましょう。葉の上の方から伸びてきた新芽も大きくなったものは2~3芽残して、小さなものは根元から摘み取ってしまいましょう。この作業を「摘心(てきしん)」、もしくは「ピンチ」といいます。葉の成長を抑えて花がつきやすくなります。この作業は生育の5~9月に長く伸びた葉を対象に、適宜行うようにします。

地際から伸びる葉で、他のものに比べて弱々しくて細いものや枯れてしまった葉は、根元から切り取ってしまいましょう。開花時期は花が枯れてきたら摘み取るようにします。

日当たり・置き場所
もともと森林の中に自生している植物なので、強烈な日射しは生育に適しません。生育期の5~9月は屋外の風通しの良い半日陰※の場所が適します。

※半日陰【はんひかげ】…直射日光は当たらないが比較的明るい場所。もしくは午前中は日がさし込むけれども昼以降は日陰になるような場所

寒さにはあまり強くないので、冬はできれば8℃以上、最低でも5℃の気温を保つようにします。室内に取り込む場合、日当たりの良い明るい場所で管理しましょう。

水やり・肥料
水をやりすぎると根が腐ってしまうので気をつけましょう。春から夏にかけては土の表面が乾いてから水を与えるようにします。この時期は花も咲きますが、花びらに水がかかると傷むので気をつけます。真夏は暑さで生育が鈍るので、土の表面が乾いて1~2日たってから与えるようにしましょう。

冬は完全に乾いたら土を湿らせる程度の水やりをします。気温が5℃を切るような場合は休眠にはいるので一切水を断ち、暖かくなってきたら再び水やりを開始します。

肥料は花が咲き終わったあとから7月いっぱいまで、10日に1回の間隔で液体肥料を与えます。

用土
水はけの良い土が適します。赤玉土(中粒)5:腐葉土3:堆肥2の割合で混ぜた土を使用します。

植え替え・植え付け
苗と花の咲く大きさになった成株とでは植え替えの時期も方法も違います。

苗は鉢から抜いた株を一回り大きな鉢に上で説明した用土で植え替えます。その際土をくずさないように鉢から抜いたままの形で植え付けます。適期は生育をはじめる4~6月頃です。

成株の場合は株が充分に生長した9月から10月頃に行います。植え替えは鉢の中が根でいっぱいになってきたら行います。だいたい2年に1回が植え替えの目安です。

成株の植え替え手順
あんどん支柱1.鉢から抜いた株は土をくずして根を全体の長さの3分の1くらいになるようにすべて切りつめます
2.鉢の底には深さの3分の1のところまで軽石など大粒の用土を入れておきます
3.土を6分目まで入れてあんどん支柱を立てます
4.根を切りつめた株を植え付けます
5.水は植え替え直後は与えずに10日ほど経過してから与えます。根を思い切って切りつめるのは余分な水の吸収を抑えて丈夫な株にして、翌年の花つきをよくするためです

ふやし方
葉ざしでふやすことができます。適期は5~7月です。

病気や傷みのない元気な葉を15cmほどの長さに切って、一週間陰干しします。肉厚の葉で水分がたっぷり含まれているので乾かさないで土にさすと切り口から腐ってくるからです。その後、数枚を束ねて赤玉土を入れた鉢に浅く挿します。水やりはすぐにせずに10日ほど経過してからおこないます。だいたい1ヶ月くらいで根が出てくるので、それぞれを鉢に植えて育てます 。

かかりやすい病害虫
ナメクジによる食害とカイガラムシの被害が見られます。

カイガラムシは葉っぱに付いて吸汁し、植物を弱らせます。ほおっておくと増えていくので、早めにこすり落として駆除しましょう。

まとめ 
苗は5~6月に、花の咲く大きさに育った成株は秋に植え替えを行います
冬は気温が5℃以上保てる場所、夏は風通しの良い涼しい場所で育てます
草丈が伸びすぎないように茎の先端を摘みます

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サボテン科