ヤサシイエンゲイ

クチナシの育て方

クチナシアカネ科 学名:Gardenia jasminoide 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ふつう:霜に注意)

梅雨の中頃~終わりに径6cm前後の純白の花を開きます。花は甘い芳香を強く放ちます。庭木や植え込みなどで広く栽培されています。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え付け
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剪定
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント

花芽の付き方と咲き方

新しく伸びた元気な枝の先端に花芽ができます。新しい枝は春から秋にかけて、年2回伸びるのが標準的です。ですから、花芽も年2回作られます。花芽の作られる時期は異なっても、咲く時期は同じで翌年の夏です(花芽が早く完成してしまった枝は、秋に咲くこともあります)。 具体的には花後すぐと秋に花芽が作られます。

剪定の時期

剪定は7月~8月、花が咲きが終わったあとが適期です。夏の間に1回目の花芽が作られるので、花後できるだけ早い時期に行いましょう。秋以降に剪定すると、枝ごと花芽を切り落とすことになります。花芽を切り落としてしまうと、翌年の開花が少なくなります。

剪定の仕方

混み合った部分の枝や枯れ枝を切り落として、風通しと日当たりを良くする「間引き剪定」が基本です。地際から勢いよく伸びてくる枝(「ヤゴ」と言います)は見つけ次第早めに切り落としましょう。生垣など樹形重視の場合を除いて、全体をばっさり刈りこむような剪定しない方が良いです。樹形が乱れた場合は枝の先端を切り揃える程度の弱い剪定にとどめておきます。花をたくさん楽しみたい場合は、とくにむやみな剪定は避けます。

日当たり・置き場所
寒さに弱い花木なので、寒冷地では地植えで育てるのは難しいでしょう。特に乾いた冬の風には非常に弱く枝の先端が枯れてしまうこともあります。日当たりの悪いところでは花つきが悪くなりますが、夏にがんがん直射日光の当たるような場所でも、土が乾きすぎて生育が悪くなります。半日陰の場所が理想的な場所です。鉢植えは夏に直射日光の当たらない場所に移動させて、それ以外の季節はできるだけ日当たりの良い場所で育てましょう。冬は寒風や凍結の避けられる場所がよいでしょう。

※半日陰【はんひかげ】…直射日光は当たらないが比較的明るい場所。もしくは午前中は日がさし込むけれども昼以降は日陰になるような場所

水やり・肥料
乾燥に弱いので土の表面が乾いていたらたっぷりと与えるようにしましょう。特に夏は乾きやすいので地植えにする場合は株元に直射日光が一日中当たるような場所はあまり適しません

肥料は2月と8月に1回ずつ化成肥料と油かすを等量混ぜたものを株元に施します。鉢植えにしているものは2ヶ月に1回くらい粒状の油かすを株元に与えます。鉢植えのものは冬には肥料を与える必要はありません。

用土
水もちの良い土が適します。鉢植えにする場合は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜたものを使いましょう。地植えの場合は粘土質の土では育ちにくいので腐葉土を混ぜて水はけが良くて軽い土にします。

植え替え・植え付け
山高かあまり大きくなった株は根付きにくく、若い苗のほうが根付きやすい性質があります。植え付けるときは水はけを第一に考え、あまり深く掘らず多少山だかに土を盛って植え付けるようにします。植えつけ直後はたっぷりと水を与えて乾かさないように株元をワラや腐葉土でおおいましょう。植えつけの適期は春なら4~5月にかけて、秋なら9月いっぱいです。暑い時期や寒い時期は避けて暖かい時期に植え付けます。

鉢植えは鉢の中が根でいっぱいになって根づまりをおこすので、一回り大きな鉢に植え替えますが、その際まわりの古い土を1/3ほど落として、長い根を切りつめてから新しい土で植え替えるようにしましょう。植え替えの適期は4~5月です。

ふやし方
さし木で簡単にふやすことができます。春と夏が適期ですがでやり方が少し異なります。ここでは成功率が高く比較適簡単な夏のさし木を説明します。

6~8月に、その年に出た新しい枝を先端から15cmくらいの部分で切ります。1時間ほどコップなどに挿して水を十分吸水させたら、湿らせた川砂や赤玉土を入れた鉢に挿します。半日陰の場所で乾かさないように管理すると1ヶ月くらいで根が出てきます。秋に植え付けるか、まだ十分根が出ていない場合は寒さの当たらない場所で育てて翌春に植え付けます。あまり大きくなった株は植え付けても根付きにくいので、根が生えそろったらできるだけ早く植え付けるか、鉢植えに仕立てた方がよいでしょう。

かかりやすい病害虫
オオスカシバの幼虫がよく付きます。クチナシに好んで付く害虫で葉っぱを食い荒らします。アオムシのような形をしていますがおしりにツノのようなものが生えているのが特長です。殺虫剤を定期的にまいて駆除しましょう。

まとめ 
寒さや乾いた風に弱い
水はけの良い土を好みます
株が大きくなってから植え付けてもなかなか根付きにくい

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