派手で情熱的な花

グロキシニアとは

イワタバコ科 「く」からはじまる植物

グロキシニア
この植物の育て方
科名
イワタバコ科
学名
Sinningia speciosa
別名
オオイワギリソウ
原産地
ブラジル
大きさ
高さ40cm~60cm
開花期
6月~10月
難易度
★★★☆☆(ふつう)

こんな植物です

主に鉢花として楽しむ植物で、ラッパ状のカラフルな花を株の中心から1~数十輪咲かせます。主に初夏~秋に開花します。ベルベッドのような滑らかで光沢のある花びらと、濃い緑色をした葉っぱとの取り合わせが上品で妖艶な雰囲気を醸し出します。

以前はグロキシニア属とされていましたが、のちにシンニンギア(ジニンギア)属に変更されました。ですから分類上、シンニンギアと呼んだ方が正しいですが、園芸では昔の名残からグロキシニアと呼ぶことが多いです。

広く親しまれているのは、ブラジル原産のシンニンギア・スペシオサを元として改良された園芸品種で、それらを指してグロキシニアというのが一般的です。葉っぱは幅の広いだ円形で、縁はゆるいギザギザになります。肉厚で色は濃緑色、両面に柔らかい毛が生えます。茎はほとんど伸びずに、葉っぱは地際から放射状に出ます。地中には茎が肥大した根茎 (球根の一種 )ができます。

野生種は花が下向きに咲きますが、ヨーロッパで品種改良が進んだ結果、現在広く見られる受け咲き(花が上を向いて咲く)品種が作出されました。

花色は様々で、白、赤、ピンク、紫などがあり、二色咲きも多く見られます。花の咲き方は一重と八重があり、八重は幾重も花びらの重なったボリュームのあるものがあります。

名前の由来

旧属名のグロキシニア、現属名のシンニンギア、 いずれも人名由来です。種小名のスペシオサは「人目を引く」という意味です。

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