インド、東南アジアに70数種が分布する多年草ですが、冬の寒さに弱く寒さで地上部分が枯れて地下の根茎の状態で冬を越すことが多く、日本では春植え球根として扱うこともあります。地中の根茎は太く肥大するものもあれば、肥大せず細いものもあり種によって形状はやや異なります。根茎から茎がまっすぐ立ち上がり葉を開く様子はショウガの草姿に似ています。ちなみに、地上部分の茎は「偽茎」と呼ばれ、葉の付け根が重なり合って巻いて筒状になり立ち上がっているのですが、正確には茎ではありません。 花は偽茎の先端から伸びて弓のようにしなり、穂状に付きます。タイ原産のウィニティーは苞(ほう)と呼ばれる葉の一部が赤紫に色づき非常に美しく、「シャムの舞姫」の別名があります。また、園芸品種には苞が白く色づくものもあります。ウィニティーのように苞は目立ちませんが黄色い花が人目を惹くションバーキーも比較的栽培されています。グロッバでよく栽培されているのは大きく分けて以上の2種(ウィニティーとその園芸品種、ションバーキー)です。
■春植え球根扱い 高温多湿を好み、寒さに弱い植物です。冬でも成長させるためには15℃〜16℃の気温が必要です。日本ではたいがい晩秋に寒さで地上部が枯れて地下の根茎の状態で休眠します。春に暖かくなると休眠からさめ、再び芽を出しますので春植えの球根として扱うのが一般的です。 ■植え付け 植え付け時期は春充分暖かくなった5月中旬以降が適期で、早植えは失敗のもとです。植え付けには水もちと水はけのよい土が適しています。6号鉢(直径18cm)に1球くらいが植え付けの目安です。生育中は乾燥を嫌いますが植え付けてから芽が出るまではやや乾かし気味に。 ■水やり 乾燥に弱い性質がありますので葉が出て生育している期間の水切れは禁物で特に夏場は乾きやすいので注意が必要です。ただし、低温(グロッバの場合、15℃以下)の環境下では成長が鈍り根も十分に水を吸いませんので過湿には気をつけましょう。いずれにしても用土の表面が乾いていたらたっぷりと与えるようにするとよいでしょう。 ■日当たり 暑さにもめげず、むしろ元気に育ちますが強い日射しを嫌い、葉焼けをおこすことがあります。生育中は明るい日陰で育てます。 ■球根の掘り上げ 晩秋になると地上部分が枯れて休眠に入りますので、球根(根茎)を掘り上げて極端に乾燥させないようにピートモスやバーミキュライトに埋めて室内で春まで保管します。休眠した状態でも寒さが厳しいと枯死してしまいます。 ’ク’からはじまる植物 ショウガ科 球根植物 |
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