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ナスタチウム(キンレンカ)の育て方

ナスタチウムナスタチウム科 学名:Tropaeolum majus用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい:5℃以上)

メキシコ~南米に分布するつる性の草花で、約50種の仲間が知られます。ペルーで発見された野生種がイギリスに持ち込まれ、日本には江戸時代末期に渡来しました

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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タネまき
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肥料
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利用 
花は鮮やかなオレンジ、黄色などで、葉とともに食べられます。ちなみに味はちょっとぴりっとした刺激があるのでサラダなどのアクセントに加えるといいかもしれません。刻んでサンドイッチに具材と一緒に挟むという調理方法もあります。花が終わったあとの小さな実もピクルスにしたりすり下ろして薬味に利用できます。

季節・日常の手入れ 
花が枯れてきたら摘み取って株をきれいにしておきます。そうすることで余計な栄養がとられずに長期間花を楽しむことができます。

本葉が4-6枚になった頃に頂点の芽を手で摘むと、ワキから芽が出てきて枝の数が増えて、花もよく咲きボリュームもでます。そのまま育てるとわき芽があまり生長せずに、ひょろひょろしたバランスの悪い株になってしまいます。

日当たり・置き場所 ポイント
暑さ、寒さがやや苦手です

日当たりのよい場所を好みます。日当たりが悪いと充分生長せず、花付きも悪くなります。ただし、真夏の強烈な日射しに当てると、暑さで夏負けして生育が衰えてしまうので、夏だけは風通しの良い明るい日陰に移動させます。夏負けした株も枯れずに生き残れば、涼しくなると徐々に回復して秋に花をさかせます。

秋にタネをまいた場合は冬越しをすることになります。霜や寒風に気をつけて凍らせなければ軒下やベランダで冬越しできますが、5℃以上が無難です。室内に取り込む場合は、日当たりの良い場所を選びます。

水やり・肥料  ポイント
水をやりすぎるとひょろひょろに育ったり、葉っぱばかり茂って花が咲きにくくなります。土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。他の草花に比べると若干乾かしぎみに管理します。

肥料は、植え付ける際に土の中に少量混ぜ込みます。追肥として、花の咲く時期に2週間に1回くらい水で薄めた液体肥料を与えます。ハーブ全体にいえることなのですが、肥料は与えすぎると花つきが悪くなるので控えめに。特にチッソ分が多いと葉ばかり茂り花数が少なくなります。

用土
水はけのよい、有機質に富んだ土がよいでしょう。赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を用います。

植え替え・植え付け
一年草のため植え替えの必要はありません。苗を購入した場合は、暑さや寒さが本格的になる前に植え付けをおこなってしまいましょう。

ふやし方
ナスタチウムの双葉
発芽すぐの双葉
タネをまいて育てることができます。タネは粒も大きく発芽力も旺盛なのでさほど手間はかかりません。薄皮がコルク質で非常に固いので、一晩水に漬けるか薄皮を剥いてからまきます。市販のタネには発芽しやすいようにコルク質を削っているものもあり、その場合下処理は不要です。

鉢やプランターに少し詰めぎみにまいて、元気なものを残して間引いていくと植え替える必要もないので栽培が楽です。

タネは春まき(4月~5月)と、秋まき(9月)があります。春まきは2~3ヶ月で花を楽しむことができますが、暑さで花が止むので、楽しめる期間は若干短いです(秋にも再び開花しますが)。秋まきは開花までの育苗期間が長くなりますがその分、株が立派に大きく育ちます。

タネでよく見る品種

アラスカ…葉に白い斑が入り、涼しげな雰囲気です。
ホワリーバード…花が葉に隠れることなく、上向きに咲きます。

かかりやすい病害虫
ハダニやナメクジの被害が見られます。

ハダニは高温で乾燥する時期によく発生し、葉に付いて吸汁して植物を弱らせます。こまめに葉の表裏に水をかけることで多少発生を予防することはできます。被害が大きい場合は薬剤を散布して駆除します。ナメクジは葉やつぼみ、花を食害します。見つけ次第、捕まえます。
また、高温多湿の環境で株が蒸れて立ち枯れ病が発生して枯れてしまうことがあります。

まとめ 
日によく当てて、肥料は控えめに
夏は暑さを避け、明るい日陰で管理
冬は霜や寒風に注意する、できれば5℃以上

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