ナツツバキは日本原産の花木で福島県以西〜九州にかけて広く分布しています。ツバキの中では珍しく冬に葉を落とす落葉性で樹高は大きくなると20mにも達する高木です。初夏に径5〜7cmの純白の花を咲かせます。花びらは5枚でフチが細かく縮れたごく浅いフリル状になります。幼木の樹皮は黒っぽい赤褐色ですが、成長に従いまだら状にはげてきて齢を重ねた成木はなめらかな灰褐色の樹皮となります。 名前は夏に椿に似た花を咲かせるところに由来し、別名のシャラノキ(沙羅木)は仏教において聖木とされる沙羅双樹(さらそうじゅ)にちなんだ名前ですが、沙羅双樹という別の木があり「ナツツバキ=沙羅双樹」と扱うのは正確でないと考えられます。ちなみに学名の「pseudocamellia(プセウドカメリア)」は「にせのツバキ」という意味です。 古くは寺社の庭によく植えられていましたが、現在では一般家庭にも広く普及し、庭の中心・主役となるシンボルツリーとしての需要も高いようです。また、最近は一本の幹をすらっと仕立てた自然樹形(ほうき立ち仕立て)のもの以外に、草丈をある程度抑えてボリュームを出すことができる株立ち仕立て(地際から幹を数本伸ばした仕立て方)のものもよく使われ、非常に人気があります。 花や葉が小ぶりなヒメシャラも同様に栽培されています。 <掲示板へ> ’ナ’からはじまる植物 花木・庭木・果樹 ツバキ科 |
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