ヤサシイエンゲイ

中南米のラン、花色が豊富

オドントグロッサム

オドントグロッサム
科名:ラン科
学名:Odontoglossum
原産地:中央・南アメリカ
草丈:30cm~1m
主な開花期:種によって異なる
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ややむずかしい)

くわしい育て方

〔〕内は学名、O.はOdontoglossumの略

オドントグロッサムとは

中央・南アメリカにおよそ100~140種が分布するランの仲間で、樹木や岩に根を張り付かせて生活します。アンデスの高地に多く見られ、冷涼な気候を好むものが多いです。気候の合うヨーロッパでは19世紀中頃から栽培されています。名前はギリシア語のオドント(歯)とグロッサ(舌)に由来し、中央の花びら(唇弁)の基部にギザギザした突起がある姿にちなみます。ラベルなどに記載するときの略号は『Odm.』です

株のつけ根が肥大して扁平な卵形になり(バルブと言います)、その頂点と左右に革質の葉を出します。昨年のバルブが新芽を出して生長・肥大して…を繰り返し毎年バルブが増えて株が大きくなっていきます。バルブのつけ根から花茎を直立もしくは弓状に伸ばして、1~10数輪の花を咲かせます。開花時期は種によって異なります。黄、白、緑、紫、ピンク、褐色など花色は非常に豊富です。花びらに斑点や縞模様が入るものもあります。花は大きくてもちが良く、なんとなく品があり、ギフト用鉢花としても利用されます。

近い仲間(属)に、オンシジウムミルトニアブラッシア、コクリオダなどがあります。それらと掛け合わせて作られたもの(属間交配種)は野生種に比べてよりカラフルで、性質も強く育てやすいものが多いです。

主な属間交配 ()内は略号

オドントシディウム(Odcdm.)…オドントグロッサム×オンシジウム
オドントニア(Odtna.)…オドントグロッサム×ミルトニア
オドンティオダ(Oda.)…オドントグロッサム×コクリオダ
ビルステケアラ(Vuyl.)…オドントグロッサム×コクリオダ×ミルトニア
ウィルソナラ(Wils.)…オドントグロッサム×コクリオダ×オンシジウム
ラゲララ(Lgra.)…オドントグロッサム×アスパシア×コクリオダ
マクレラナラ(Mclna.)…オドントグロッサム×ブラッシア×オンシジウム
ビーララ(Bllra.)…オドントグロッサム×ブラッシア×コクリオダ×ミルトニア
ブラゲアラ(Burr.)…オドントグロッサム×コクリオダ×ミルトニア×オンシジウム

種類

グランデ〔O. grande〕 
グアテマラ原産、直径15cmほどの大きな花を咲かせます。黄緑色地に赤褐色の太い縞模様が入る姿が印象的でやや通好みの渋さがあります。主な開花期は夏です。

クリスプム〔O. crispum〕 
コロンビアの標高2500m付近が自生地です。花茎を弓状にしならせそこに径6cmほどの花を10輪前後咲かせます。色は個体差が大きく、白地に淡いピンクや黄色を帯び、紅色の斑点が入ることがあります。オドントグロッサムの中では眉目秀麗で通っている種で改良種も多くあります。主な開花期は秋~春です。

プルケルム〔O. pulchellum〕 
中央アメリカ原産、純白の小花を10輪ほど咲かせます。可憐で強健。

関連するページ
オドントグロッサムの育て方
ランの仲間